ハルくん

 とよなか猫のかぎしっぽです。

 

 

今日はかぎしっぽで譲渡会があります。

みなさま レスキュー猫も参加します。

1匹でも多く まず当日参加出来るといいな、と思っています。

 

 

今回は譲渡会に 参加できない ハルくんです。

 

 

 

ハルにはいろんな病気があります。

 

 

 

◉瞳孔が開いたままで黒目が細くなりません。

薄暗いお部屋で過ごしていたハル。常に瞳孔が開いた状態で生活していたからか、暗い部屋から明るい部屋に移動しても瞳孔が細くなりません。視力に問題はなさそうです。最近黒目が全開状態ではなくなり少しずつですが瞳孔の動きが出てきました。

 

これは、他のレスキュー猫にも同様です。

みんな お部屋は昼間でも暗く 太陽光のない世界で長く暮らしていました。

 

 

◉耳に膿が溜まってます。

先日、病院で耳の洗浄をしてもらいました。耳からはすごい悪臭が病院中に漂いました。まだ耳が気持ち悪いのか耳の周りを触ると頭を振り機嫌が悪くなります。
100頭の猫たちの半分以上が耳が真っ黒で耳ダニが蔓延していたようです。

 

他のレスキュー猫でも これが原因と考えられる腫瘍、神経障害を持つ子もいます。

 

 

◉舌に腫瘍があります。
多頭現場から最初の初期ケアの病院で舌腫瘍が見つかりました。

 

預かりメンバー宅に来てから最初に行った病院では舌の奥のど真ん中にあるので、手術は難しいとの診断でした。
セカンドオピニオンでは、キレイに取れるかはわからないができるところまで手術はできるとの診断を頂きました。

 

 

1番最後のページに腫瘍の画像を貼ります。

苦手な方は飛ばして下さい。

 

しかし、この時点でオスの成猫なのに体重が2.9kg（長毛なので顔だけ見ると普通に見えます）撫でると骨を触ってるぐらいの激痩せ、ボーっと無気力な表情。この状態では手術はできないとの事でした。

 

手術に十分な体重、体力、そして1番大事な気力が持てるようになれば 手術を検討できるとの事で一旦 預かりメンバーのお家で様子見となりました。

 

 

 

預かりメンバーはそれから2週間、頑張ってご飯食べさせ、毎日話しかけてナデナデして、繰り返し。

預かりメンバーのおかげでなんとか体重も3kgちょっとまで増え、ハルくんはいろんなことに興味を示すようになりました。

 

 

シッポと遊ぶハルくん

 

 

 

背中をラグにスリスリ

初めは痒いのかと少し焦りましたが ご機嫌な時によくやります。

 

 

 

そして 体の毛繕い

 

今まで 多頭飼育崩壊宅では 床で寝転がる事が出来なかったせいでか、預かり当初から全く自分の体を舐めない子が多くいました。

 

 

このように体のグルーミングをする事自体、すごい進歩になるんです。

 

ハルくんは 随分と体力と気力がついてきた事がわかりますね。

 

 

 

そして診察した結果、手術ができることに。

良かったね、ハルくん。

手術 頑張ろうね。

 

 

 

また、手術が終わりましたら報告させていただきます。

 

 

 

 

 

 

ハルくんの腫瘍のお写真がで出来ます。

 

 

 

 

 

 

 

↓

 

 

ハルくんの腫瘍です。

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございました

 

(預かりメンバーH文引用)

田中裕子