Why 多頭飼育崩壊 天使と悪魔

 とよなか猫のかぎしっぽです。

 

 

ネクストゴール 450万円に挑戦中です。

ご支援、応援、いつもありがとうございます。

 

 

多頭飼育崩壊が起こるとまず聞こえてくる声は、、、

「なぜこうなった？」

 

 

あちこちで起きている多頭飼育崩壊の始まりは
「最初に飼い始めた子の不妊手術をしなかったこと」に尽きます。

 

 

 

たった それだけです。

 

私たち猫のボランティアがどんなの現場であったとしても言い続けていること

 

（現場は 外、家の中 どこでも同じ事です。

今回は お家、家庭内の飼い猫のお話としますね。

お外の猫の話はまた次回にでも書きたいと思います。）

 

 

◉ オスメスが一緒に居たら、親子兄弟関係なく繁殖します。

 

◉ メスは生後半年で発情、妊娠が可能です。

◉ メス猫には交尾排卵機能があり、交尾後確実に妊娠する生殖機能を持っています。
こうのとりが運ぶわけではありません。

◉ そして妊娠期間はたったの2ヶ月間です。

 

生まれる仔猫の頭数は、1匹ではなく複数匹、2匹から多いと8匹生みます。

 

「初産は少ない」

「まだまだ 体重も少ないし」

「片方はシニアだから」

「ケンカばっかりして仲良くないし」

「病気がちだし」

 

なども全く関係ないです。

 

未手術のオス、メスがいれば間違いなく 仔猫が産まれます。

 

 

全てが育ち生後半年になるのはあっという間です。
まだまだ子猫と思って呑気に可愛がっていたら、ある日お腹が大きくなり…となります。

 

不妊手術が必要だ、と飼い主が気づいた時には、猫の数は二桁になり、経済的に複数匹の手術が困難になってきます。

 

苦肉の策でオスメスを別部屋で分けたりすることもあるようですが(今回の現場では風呂場とケージにメスを隔離していました)、発情期の鳴き声とオスのマーキング地獄の対処に追われ、手術までの道のりが更に遠くなり、隔離のストレスから部屋を脱走した猫いつの間にか混ざり合い、また誰かが妊娠…というループに嵌まります。

 

 

飼い主が何とかしなければ、と気づいた時には、手のつけられない数になっている、と考えます。

飼い主の知識不足や経済的な問題が主ですが、周りの目が届かないことも崩壊を生む一因と感じます。

 

そして 今回のような惨事になってしまいます。

 

 

 

まずは、動物を飼うと決めたら 飼い主の義務として 避妊去勢手術、ワクチン、犬だったらフィラリア、ノミダニのケア、猫の場合は室内飼い、これは最低でも「やってあげるべき」条件と考えます。

 

 

私（田中）は 20代で一人暮らしをし、猫を飼い始めました。

当時 お金がなかったので 避妊、去勢手術の料金に正直驚きました。安易に飼えてしまったばっかりに 若かった私には 避妊、去勢手術なんて考えてもいなかった。

 

 

呑気な悪魔が私の脳みそに囁く、

「ウチの子 可愛いから ジュニアが出来ても大丈夫、みんな可愛いはず、間違いない」

 

 

幸い天使さんが キッパリと断言

「ジュニアが出来たら 手術代 ケタ変わるよ」

 

慌てて 動物病院に予約を取りました。

ほんの一瞬の「迷い」

天使さん、危なかったよ、ありがとう。

 

 

きっかけは どうであれ、避妊去勢手術をしない事が原因で、結果は同じ多頭飼育崩壊に繋がります。

 

 

 

どうか、家族、子供さん、お友達と多頭飼育崩壊について 避妊去勢の重要性について お話をしてみてください。

みんなで話し合い、理解を深める事はとても大切に思います。

 

 

 

 

未来に 多頭飼育崩壊が発生しない事を祈ります。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

リーダー文引用 ＋ 田中裕子