氏子がいなくてもあきらめない!賀羅加波神社のご本殿を修復したい!

氏子がいなくてもあきらめない!賀羅加波神社のご本殿を修復したい!

支援総額

11,833,000

目標金額 5,000,000円

支援者
807人
募集終了日
2023年1月31日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

第一目標達成の御礼と

ネクストゴールへの挑戦について

 

この度は、賀羅加波神社のクラウドファンディング「氏子がいなくてもあきらめない!賀羅加波神社のご本殿を修復したい!」へ、たくさんの方に応援をいただき本当にありがとうございます。

2022年12月15日(木)から始まりましたプロジェクトですが、おかげさまをもちまして2023年1月4日(水)に目標金額の500万円を達成することができました。

不安な中始めたチャレンジでしたが、多くの方に現状を知っていただき、応援、ご拡散いただいて、想像を超える早さで目標額に到達出来たこと、本当にありがたく思っております。

はじめて賀羅加波神社のことを知ってくださった方々を含め、現時点で400名を超える皆様からご支援をいただいております。多くの方と達成できたらありがたいなぁと思っておりましたので、本当にうれしく思います。

また、私たち「てご」への応援のお声や、令和の大修理の無事を願うお声など、多くの皆様からのコメントに、どれだけ励まされたか分かりません。

ご覧いただいたように、今回のプロジェクトの実現には、総額で約1,700万円の費用がかかる見込みです。しかも、見積もり時に比べ、ここ最近の資材の高騰と、遅延が加わっているのも事実です。


嬉しい達成のお知らせを受けて、てごのみんなで話し合い、このありがたい機会、ネクストゴールとして1,000万円を掲げ、期間いっぱいチャレンジを続ける決断をいたしました。

皆様からいただいたご支援は、引き続き賀羅加波神社の御本殿の修復費として大切に活用させていただきます!

重ねてのお願いとなり大変恐縮ですが、今後とも引き続き応援していただければありがたく嬉しいです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
そして、いつもお心を寄せていただき、ありがとうございます!!


2023年1月5日追記

てご一同&岡佳奈

 

 

はじめまして!広島県の三原市にある『賀羅加波(からかわ)神社』です。

 

賀羅加波神社のある三原市は、広島市と尾道市の間にある、タコ漁も有名な自然豊かな場所。起こりは古く、奈良時代以前。この地をずっと守ってこられたお宮です。

 

 

平安時代の記録帳「延喜式」に記載されている「式内社」であり、由緒あるお宮ですが、由緒があるがゆえに、祭祀はお役所からの役人が執り行っていたため、これまでずっと、氏子が持てない神社でした。

 

戦前の写真。幟には武運長久の文字が。

 

つまり、権力者が変わるたびに、庇護され、荒れる…を繰り返し、ここ最近では、戦後以降、50年にわたり荒れ放題でした。

 

その様は、近所でも「木がうっそうとして怖かった。」「暗くて、神社があることも分からなかった。」と言われていたくらいです。 

 

 

しかし、20年前から、なぜか放っておけない人が少しずつ集まり、神職もお手伝いも、ほぼボランティアで、できる範囲でお祭りを復活。 

 

その思いが届いたのか、樹齢200年を超える大銀杏など、ご神木も息を吹き返しました。今では、ありがたいことに、県外からもご参拝に来てくださるかたが、後を絶ちません。 

 

互いの得意分野を活かしながら神社のさまざまな活動をしています。

 

 

そんな賀羅加波神社ですが、この度、江戸時代に建立された御本殿が、雨漏りし、いよいよ大変なことになりました。 

 

屋根を開けてみないとわからない、神社建築。今年9月に調査に入り、見積もり額は…

 

1700万円!!! 

 

賀羅加波神社は氏子がいない神社です。

それはつまり…

 

「お金がありません…」

「急なお金を集められません…」

 

ということです。

 

しかし、

 

 

を合言葉に、全国のみなさまのお力をいただいて、このタイミングで、ご縁をいただいた私たちが、御本殿、神社を後世に残して行きたい!と思っております。

 

クラウドファンディングははじめての挑戦ですが、賀羅加波神社を後世に残していくために、どうぞお力をお貸しください!!

 

 

 

 

そんな私がクラウドファンディングに挑戦した理由は明確で、単純に、びっくりした!からなんです。

 

それは、先に少し触れましたが、こちらの神社が氏子を持てず「神職の方ふくめ、皆さんがほぼボランティア」ということでした。

 

「ボランティア」もなんなので、ここからは、広島弁で手伝うことを表す「てご」と言わせてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

お宮を保つには人手が必要です

 

お宮には、1年を通してたくさんの行事があります。

 

主要祭事のほかにも、毎月1日と15日に月例祭があるうえ、毎日のご祈祷や、お祓いのご依頼など、やることは多岐にわたります。祭事の準備、お掃除、片付け…。ご神木のぎんなんの加工、落ち葉の片づけ…。お宮さんを保つには、本当にたくさんの手が必要だなあと、感じます。

 

 

他の神社さんだと、氏子がこういったお手伝いをすることが多いですが、賀羅加波神社には氏子がいません。

 

 

もとは少し距離感のある神社だった

 

「氏子」とは同じ氏神を信仰する人たちのことで、古代からある制度です。「氏神」さまとは、住む場所にある神社のことを指します。昔から氏子は、自分の住む場所にある神社のお手伝いなどしてきました。

 

しかし、賀羅加波神社は、平安時代から中央から役人が通いお祭りを執り行う神社だったため、近隣の人たちの「氏神」ではありませんでした。氏子を持てない神社であり、もともとが、地域の人たちにとって、少し距離感のある神社だったのです。

 

そういうこともあり、国からの庇護も離れた戦後から最近まで、じわじわと50年をかけて荒れていきました。

 

1996年の様子。立ち入り禁止の紐が張られ、物が詰め込まれています。

境内にはたくさんの木や廃材が散乱していました。

木が生い茂り、ご本殿が見えない状態です。

 

「どうしてここまで放っておいたの」とは言わないであげてください。きっと、同じように大変なお宮さんは、日本全国にたくさんあるはずです。

 

お宮を維持していくのは人手だけではなく、やはりお金も必要です。お守りする神職の方も、お宮だけでは食べていけず、別の仕事で生計をたてていたそうです。

 

奈良時代前からある、由緒正しき神社なのに、近所の人にとっては、神社があることすら分からない、入っていいのかどうかも分からない場所だったんですね。

 

 

 

 

きっかけは24年前のこと

 

しかし今から24年前、現・金川権宮司がご縁を結び、神職を取られ、お祭りや神楽が復活したことで、少しずつ訪れる人も増えてくるようになりました。

 

金川権宮司

 

それからというもの。

 

不思議と、おまいりをきっかけに、なんだかほっとけなくなって、自主的に「てご」に来る方が後を立たないそうです。

 

みなさんのご関係も、住んでいるところもバラバラ。お近くじゃない人もいます。

 

てごのみなさん

 

いろいろな理由で、来れなくなってしまう人ももちろんいますが、そうするとまた、新しい人が「てご」として加わり、これまで常に20人ぐらいの人たちが保たれているというのです。

 

「どうしてこんなに人が集まるんだろう?」

 

「神事もたくさんあるし、

みなさんお仕事などもある中で、

てごだけで成り立つのだろうか?」

 

私は最初、そんな素朴な疑問を持ちました。

 

 

 

丁寧な神事と、大切に繋ぐご縁

 

でも、こうして多くの人たちが「てご」として加わることで成り立っているのは、賀羅加波神社が本当に素敵なところがたくさんあるからなのだと感じています。

 

そもそも賀羅加波神社は神職さんも「てご」なのですが、金川権宮司が中心となり、丁寧な神事をされています。

 

このあたりは蘇民将来さんの伝説も残り「茅の輪(ちのわ)発祥の地」とも言われるうえ、賀羅加波神社の御祭神には、祓いの神さまである瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)がいらっしゃることもあり、毎年2月の「節分祭(せつぶんさい)」・7月の「夏越の大祓え(なごしのおおはらえ)」と、年に2回、茅の輪が組まれます。

 

その都度茅の輪を組み、最後にきちんとお焚き上げ。毎年多くの方々が参加され、厄を祓われます。

 

神事の様子

神事の様子

 

また、名物のお土産のぎんなんに文字を描かれている、前宮司の奥様の山持さん。嫁いで来られた当時から神社は荒れていて、お宮だけでは食べていけず、別の仕事をしていたそうですが、前宮司が亡くなられた後、神社継続のため神職資格を受けました。

 

 

「私だけでは維持は無理」と83歳の山持さん。

 

人懐こい笑顔でおまいりされた方とお話をしたり、ご住所をいただいて、全国に一筆書いたご案内状を送り、ご縁を繋げ続けています

 

案内状を書く山持さん

こんなにも多くのお便りを書いています。

 

おまいりに行って、お宮の方とじっくりお話しできることはあまりないですから、お話ができてうれしかったことを思い出します。ご縁を大切にし続けているからこそ、不思議と「ほっとけない」と人が集まるのだと思っています。

 

初めておまいりして2年くらいの私も、自然と「てご」の輪に入らせてもらい、こうしてクラウドファンディングをしているから、不思議です。

 

 

 

 

御本殿の屋根の修理

 

賀羅加波神社の御本殿は江戸時代に建立された歴史ある建物です。しかし建立から150年以上経った今、老朽化が進み、屋根からの雨漏りがいよいよ大変なことになってしまいました。

 

雨漏り、と聞くとポタポタ雨が滴るものを想像されるかもしれませんが、たくさんの木を使った神社建築の場合、長年の風雨で、傷んだ銅板の屋根からじわじわと水が染み込み、その湿気により、見えないところから木が腐食されていくのです。

 

そして今年、とうとう御本殿に水が染みてきたことから、待ったなしの修理が必要な状況になりました。

 

御本殿から水がにじみ出ている様子

 

これまでなんとか簡易工事で凌いできたものの、長年沁み込んだ雨で伸縮を繰り返した御本殿はかなりの傷み具合。木は少し触るとほろほろと崩れてしまうほどです。

 

木材はほろほろと崩れました。

木に染みができています。

銅板を剥がすと、雨が染み込んでいるのがよく分かります。

 

改善のためには、屋根の修理が必要です。2022年の9月に、まずは神様を御本殿から移す「遷座祭」を闇の中執り行い、宮大工さんが調査に入ることになりました。

 

御本殿に使われているケヤキはとても固く、修復には高い技術が必要です。そもそも宮大工さん自体がなかなかいらっしゃらない上に、順番待ちという昨今の状況なので、修理にはかなり高い金額がかかる可能性も考えていました。

 

しかし、京都でお茶室なども手がけておられた大工の長田さんと素敵なご縁で繋がることができ、今の素材を活かしながら修理をするなどいろいろな気遣いをいただけることに。総額1,700万円で工事をすることが決定しました。

 

宮大工の長田さんと、弟子入りしたチリ人のバッファローさん

笑顔で作業を行うバッファローさん

 

 

あと、500万円。

 

ありがたいことに、準備は整い、2022年の9月から工事が開始。2023年の6月頃、令和の大修理が完了する見通しが立っています。

 

修理の様子

現場調査の様子

現場調査の様子

現場調査の様子

 

しかし、いずれは修理しなければ…と、これまでコツコツ貯めてこられたものに加え、新しい屋根の銅板のご寄付、修理のための御朱印などの授与品のお渡し…。いろいろ見積もっても、どうしても500万円ほど足りない状況です。

 

そのような経緯で、クラウドファンディングに挑戦することを決めました。

 

私自身、賀羅加波神社からは気持ちの良いご縁をいただいてきました。そんな神社だからこそ、クラウドファンディングでみなさまと新たなご縁を繋げることができればと考えています。

 

クラウドファンディング概要

 

目標金額:500万円

資金使途:賀羅加波神社の御本殿の修復費用、諸経費

 

 

 

 

昔見た「日本昔ばなし」の中で、「人がたくさん集まるお宮の神さまはどんどん福々しくつやつやになり、だれも来なくなってしまったお宮の神さまは、どんどん汚れて痩せていき、いなくなる。」という話が、幼心にとても印象に残っています。

 

まさに、賀羅加波神社はそれを体現しているのではないでしょうか。これまでご縁があったたくさんの人たちの力で、ここまで蘇ったと言えるのではないかと思います。 

 

実際に現在の賀羅加波神社は、樹齢200年を超えるご神木の大銀杏が青々と繁り、毎年多くのギンナンを落としてくれています。生命力に溢れたケヤキの木は、神々しささえ感じます。

 

 

来るもの拒まず、去る者追わず。一期一会のご縁を繋ぐ賀羅加波神社には、いつも気持ちの良い風が流れています。

 

ぜひ、今回ご支援をしていただくみなさまにも、そんな神社に吹く気持ち良い風のようなご縁を感じていただきたいと思います。クラウドファンディングのリターンにも、ご縁を感じていただけるようなものを用意しました。みなさまにもそれぞれの形で仲間になっていただきながら、200年後の未来まで、ご本殿を一緒に残していけたら幸いです。

 

どうか、あたたかいご支援をよろしくお願いいたします!

 


ご留意事項

 

●返礼品の各種企画について、天災や新型コロナウイルス感染拡大等の社会情勢の変化により、中止・延期・内容の変更等が生じる可能性がございます。万が一中止・延期・内容変更となった場合も、いただいたご支援金は返金いたしかねますので予めご了承ください。またご都合が合わず当日お越しいただけなかった場合も同様に、ご支援金は返金いたしかねます。

 

●本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するギフトの条件詳細については、こちらのページの「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

 

●支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトの新着情報やSNS等発信などに利用させていただく場合があります。

 

●日時等について、調整の都合上、個別のご要望には沿えない場合がございますので予めご了承ください。

 

プロジェクト実行責任者:
岡佳奈(賀羅加波神社)
プロジェクト実施完了日:
2023年6月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

賀羅加波神社の御本殿の修復費用の一部に充てさせていただきます。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要資金と目標金額の差額は、自己負担金で補填いたします。

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リターン

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感謝のお気持ちお返しコース

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感謝のメッセージと令和の大修理御朱印(写真PDF)をメールでお送りいたします。
またお名前を芳名帳にご記帳し、御本殿に納めます。

●お写真を添えた感謝のメッセージメール
●限定|令和の大修理御朱印(写真PDF)
●ご芳名を御本殿に奉納(希望制)

申込数
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在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年5月

10,000+システム利用料


令和の大修理御朱印とお札orお守りコース

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令和の大修理御朱印に加え、お札かお守りのどちらかをお届けいたします。(内容はおまかせとなります)

●お写真を添えた感謝のメッセージメール
●感謝のお手紙
●ご芳名を御本殿に奉納(希望制)
●お札 or お守り(どちらかをお届け)
●限定|令和の大修理御朱印

申込数
214
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発送完了予定月
2023年5月

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