
支援総額
目標金額 700,000円
- 支援者
- 76人
- 募集終了日
- 2014年7月28日
ブランド化と食文化の違い
映画「よみがりのレシピ」にも登場する「だだちゃ豆」は、山形県庄内地方を代表する在来作物です。かつては茶毛で、ごつごつして不格好な豆だとして東京の市場では相手にされていませんでした。ほとんど庄内地方でのみ消費されていたそうです。それが今では大阪のスーパーにも並ぶ、山形県の農産物のトップブランドになっています。だだちゃ豆が、全国に知られるようになった背景には様々な宣伝戦略があったといわれていますが、それでもブランド化だけを目指した野菜と決定的に違う点があります。それは地元の人が食べ続けて来た歴史が長いということです。さらに言えば、たとえ全国的な知名度があってもなくても、地元の人は食べ続けていくはずです。そこには、れっきとした食文化が脈々と受け継がれているからです。
だだちゃ豆は、茹で方ひとつにしても、塩でもんでから何分茹でるのか、うちわでさますか、いや冷水で冷ますか、あるいは冷凍庫に氷をいれて冷ますのかなど・・それぞれの食べ手のこだわりがあります。茹で方ひとつで、家族や友人と豆談義で食卓が盛り上がります。
だだちゃ豆は、鶴岡の方言でお父ちゃんのことを指しますが、実際は田んぼはお父さん、お母さん達が畑仕事ととしてだだちゃ豆を育て、よりよいタネを選ぶことを代々繰り返してきました。今では、7月の中旬から9月の中旬まで2ヶ月近い間に10種類を超える品種を味わうことができます。香り、うま味、甘味が品種ごとに、季節が移ろうとともに変化していきます。なんと贅沢な食文化でしょうか。
東京にいた頃の私は、山形に帰省して、海で泳げなくていいから、だだちゃ豆をたらふく食べないと夏を過ごした気がしないと豪語していました。今でのその気持ちは変わりません。
山形在来作物研究会では極端なブランド化よりも、地域で愛され続ける作物としてどう継承していけるかを模索しています。私たち「よみがえりのレシピ」のチームも、その考え方に共鳴して活動を続けてきました。食文化として食べ続けることの意義を子ども達が深く理解すれば、単なる消費者ではなく生産者とともに食文化を創造していくことができるんだという役割も、子ども心に芽生えてくるのではないでしょうか?ブランド化だけを考えて普及しても、地域の人が食べていなければ、売れなくなったと同時に栽培されなくなる可能性があります。ただし食文化として継承されていけば、経済に翻弄されることなく食べ継がれていくのではないでしょうか?
フランスやイタリアの味覚教育では「味覚は文化である」という理念からスタートしています。その意味を在来作物を通して、多くの方と共有できると実感しています。いよいよ今年もだだちゃ豆の本格的なシーズンが到来しますよー!!レシピ集でも、豆を扱ったレシピを考案予定です!!
映画「よみがえりのレシピ」監督 渡辺智史

リターン
3,000円
①サンクスメール
②短編ドキュメンタリー映像「在来作物で味覚のレッスン!」HPとレシピ集にお名前を紹介いたします。
- 申込数
- 3
- 在庫数
- 制限なし
5,000円
①と②に加えて、
③完成レシピ集1冊(B5フルカラ―40ページ前後) を差し上げます。
- 申込数
- 50
- 在庫数
- 制限なし
3,000円
①サンクスメール
②短編ドキュメンタリー映像「在来作物で味覚のレッスン!」HPとレシピ集にお名前を紹介いたします。
- 申込数
- 3
- 在庫数
- 制限なし
5,000円
①と②に加えて、
③完成レシピ集1冊(B5フルカラ―40ページ前後) を差し上げます。
- 申込数
- 50
- 在庫数
- 制限なし

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