みな同じ命

昨日の現場です

今朝の確認で1匹が捕まっていました

昨夜から降り出した雨で

猫たちも出歩かなかったのか

残念ながら思う様には捕まらず...

今回はオス3匹、メス1匹の

4匹となりました

昨日の活動報告で頭数に誤りがありました

すみませんでした

2月13日、14日で8匹

4月8日、9日で4匹の計12匹が

これまでに手術をしています

 

こちらは別現場の2匹

 

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今日は先日触れた

宝子ちゃんのお話しを少ししたいと思います

 

宝子ちゃんは3年前の冬に保護しました

相談があったお宅へ行く途中でした

道路を歩いている猫を見かけ

車を停めました

よく見るとガリガリに痩せています

持っていたキャリーにエサを入れ

何とか捕まえることができました

その道は1年に1度

通るか通らないかという道で

『宝くじに当たったね！』ということで

”宝子ちゃん” と名付けました

保護直後は口からの出血があり

右手も突くことができず浮いた状態で

病院の診察では

『交通事故に遭ったのではないか』

とのことでした

数週間後

だいぶ元気になったので

色々検査をしたところ

猫エイズ陽性と分かりました

 

保護してからの3年

元気に暮らしていましたが

『少し痩せてきたな』と気づいたのは

昨年の暮れ辺りでした

 

今、宝子ちゃんはエイズの末期です

エイズと聞くと『怖い』

『ほかの子にも感染する』と

思う方もいると思います

20年前、私もそうでした

それでも今まで

沢山のキャリアの子たちと出会い

エイズについて調べたり

側で見て思います

『エイズは

最初に思っていたより怖い病気ではない』

『感染力も強くはない』ことが分かってきました

もちろん人に感染することもありません

 

猫エイズについて

長年研究している先生が書いた記事に

『エイズに感染させるのはとても大変なこと』

とありました

『牙が深く刺さり大きな怪我をする』

または

『交尾であれば感染する可能性はある』

が

それ以外で一緒に生活する上での感染はきわめて低い

そうです

 

会にも何匹ものキャリアの子がいますが

みんな人が好きないい子たちばかりです

一生のうち1度でいいから

この子たちにも人の側で

何気ない普通の日々を

過ごさせてあげたいと思うのです

撫でられること、膝の上で寝ること

暖かい陽の当る部屋で過ごすこと

 

宝子ちゃんはキャリアでなければ

もっと生きてくれたかも知れません

でもキャリアではない子も

病気になるリスクはあります

ストレスのない生活で

一生発症しないで生涯を終える子もいます

『エイズの子の里親さんになるのは無理』

と思っている方にも

エイズについてもう少し理解をしていただき

家族の一員として迎えていただくことを

考えていただけたら

 

キャリアの子もそうでない子も

何も変わらない同じ命です

 

宝子ちゃんと出会えて本当に良かったです

毎日、頑張って生きてくれてます

その姿に励まされ元気をもらっています

会ではこれからも積極的に

キャリアの子の紹介をしていきたいと思います

エイズは思ってるほど怖くないですよ！

 

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夕方

雨上がりの景色がとてもきれいだったので

 

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今日のコツメくん

『寝起きです』の巻