［弁護団からのメッセージ④］金丸弁護士

先週よりプロジェクトページの本文に掲載することができなかった弁護団の皆様からのメッセージを更新しています。

本日は第４弾として、金丸弁護士からのメッセージを掲載いたします。

菊池事件の冤罪被害者であるＦさんは，ハンセン病だったことで犯人とされ，ハンセン病だったことで憲法が明文で禁止しているはずの特別法廷に立たされ，ハンセン病だったことで正当な弁護も受けられないまま死刑判決を言い渡されました。

そして，死刑を執行された後も，ハンセン病だったことで親族による再審請求がされずにきました。

これがハンセン病患者に対する差別でなくて何でしょうか。

私たちは，ハンセン病問題を放置してきた当事者として，ハンセン病に対する偏見差別を解消する責務を負っています。その責務を果たすための一つとして，菊池事件の再審は何としても認めさせなければなりません。

偏見差別によって歪められた憲法秩序をただすため，また，ハンセン病に対する偏見差別を解消するため，ぜひ皆様のご支援をお願いいたします。

弁護士　金丸　哲大