【残り6日】大阪大学子どものこころのセンターの活動　地域支援

　私たちのプロジェクトの新着情報をご覧いただきありがとうございます。

10月20日のプロジェクト最終日まであと6日になりました。

　今回は私たち、大阪大学子どものこころの分子統御機構研究センターの活動のうち、自治体と連携して行ってきた地域での支援システム作りについてご紹介します。

１　堺市発達障がい児(者)支援事業

　大阪大学子どものこころの分子統御機構研究センターでは、平成19年度より堺市と連携して、4.5歳児発達相談事業、子育て広場（「キッズサポートセンターさかい」より「さかいっこひろば」に移転）に相談室を開設しての発達障がいの早期発見と支援、養育者のサポートのためのペアレントトレーニング、超早期からの療育の実践を行ってきています。これらの事業に医師、心理師を派遣し、地域で気軽に養育者が相談でき、支援をうけられる場、発達障がいのお子さんを早期に発見し、早期に支援を行えるシステムを作ってきています。

　また、市民や養育者を対象としたセミナーなども開催しています。４，5歳児発達相談でよくある相談についてのQ＆Aなどを作成して、「子育て悩み相談室」として堺市ホームページ上で公開して、情報発信にも努めています（https://www.city.sakai.lg.jp/kosodate/hughug/mokuteki/sodan/kenkokosodate/hattatsu/nayamisodan/index.html）

２　池田市発達支援システム研究

　私たちは、平成21年より池田市と連携して、発達障がい児者の生涯に渡る発達支援システムの構築・推進についての研究を進めています。この中で「生活」「発達」という観点から、全市民が生涯にわたって成長や発達を記録できる、いけだつながりシート‘Ikeda_s’およびそのweb版‘e-Ikeda_s’を開発し運用しています。

　また、生涯にわたり、ライフステージに応じて発達を相談できる窓口や活用できる支援についての情報をまとめた「池田市発達支援Map」の作成、私たち連合小児発達学研究科が中心となって開発した視線計測装置GazeFinder®を「かおTV」として1歳半健診で実施して、子どもの興味関心を客観的に捉える試みを行っています。市民や専門職を対象としたセミナー、講演会も行っています。

堺市、池田市との連携事業についての詳細は、当センターホームページ（https://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/kokoro/seminar.html）をご覧ください。