クミコ、キャンディー、アキナの快気祝い

30個のマンゴーでクミコ、キャンディー、アキナの３にんの快気祝いをしました。
3にんとも同じグループで暮らしているので、みんなまとめてごちそうでお祝いです。3にんと一緒に暮らすほかの仲間のチンパンジーたちも祝いの席に加わります。
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少し解説その1：
2022年9月－10月におこなったクラウドファンディングで頂いたご寄付をもとに肝炎治療薬を購入して、チンパンジー・アキナ、クミコ、キャンディーへの投薬をおこなっていました。
2023年9月－10月におこなった再度のクラウドファンディングの「チンパンジーたちの回復をお祝い！コース」へのご寄付へのお礼として、アキナとクミコの治療成功のお祝いをしました（キャンディーについては解説その3で）。
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少し解説その2：
人間の肝炎治療と同じ基準で完全に治療成功と言うためには、投薬終了後12週以上あけて、再び検査をおこなって、そこでも「ウイルス検出せず」の結果であることが必要です。アキナもクミコもまだ投薬終了後12週がたっていないのですが、投薬終了直後に「ウイルス検出せず」でしたし、投薬の効果があったことは間違いないので、すこしフライングかもしれないのですが、お祝いをしたのでした。
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少し解説その3：
キャンディーは、投薬後の検査をまだおこなっていません。11月に入って急に寒くなりました。寒い時期に麻酔をかけて検査をするのはチンパンジーに負担をかけてしまいます。そこで、キャンディーの検査は、温かくなる春を待つことにしました。なので、キャンディーについては、快気祝いというより、正しくは投薬終了のお祝いです。ただ、きっとよくなっていると信じています。春に検査をおこなって、また結果をご報告します。
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まずはクミコがごちそうの前にやってきました。クミコはタワーに登る階段の前に陣取ってマンゴーを堪能し始めました。

クミコが座っている階段側から、続いてキャンディーが来ました。キャンディーは、あまり運動神経がよくないので、クミコがいない側の柱を登ってくるのは得意ではありません。
キャンディーは、ブドウには手が届いたものの、クミコに阻まれ、マンゴーには手が届きません。クミコにはキャンディーを阻む意図はなかったはずなのですが。

続いてやってきたもうひとりの主役のアキナが、クミコがいない柱側を登って反対側からマンゴーに到達しました。
するとキャンディーは悔しそうになきながらタワーを降りていきました（降りるときは柱を使っていきました）。

そのあと、ほかの仲間たちやってくると、それはそれは大盛り上がり。
ナッキーは遠慮なくマンゴーを頬張り、最強サイはアキナが抱えこんだ10個のマンゴーに躊躇なく手を伸ばし5個を自分のものにしました。さらに誰のものにもなっていなかった2個を手に入れ食べ始めましたが、ふとアキナのほうを振り返るとアキナのほうにずんずん歩み寄り、アキナが抱え込んでいたマンゴーを1個平然と奪っていきます。このときサイのマンゴー6個は放置されたままでしたが、さすがにそれには誰も手を出せません。

奪われてばかりのアキナでしたが、アキナも負けてはいませんでした。
背を向けているサイの足の間からマンゴーを1個奪い返しました。
これで元に戻ったかと思われましたが、またサイがその1個を奪い返し、さらにサイはクミコのマンゴーも1個取っていき、これで終わるのかと思ったら、またアキナがサイから1個奪い返し・・・・
アキナとサイでよくわからない取ったり取られたりを繰り返していました。
サイは結局10個ほどのマンゴーを腹におさめました（翌日お腹がゆるかったのは言うまでもありません）。

サイは、実はまだ薬も飲み始めていません。2023年9月―10月のクラウドファンディングでサイの治療薬購入のご寄付を頂きましたので、ただいま購入手続き中です。サイの投薬は近日中に始められる予定です。そんなサイですが、まるで自分の快気祝いかのような会になりました。
ところで、癇癪をおこしていたキャンディーは、ナッキーが集めたマンゴーをちゃかり1個手にいれて、おいしそうに食べていました。