鶴丸の兄弟刀発見か|刀匠「国永」の魅力に迫る研磨プロジェクト
鶴丸の兄弟刀発見か|刀匠「国永」の魅力に迫る研磨プロジェクト
鶴丸の兄弟刀発見か|刀匠「国永」の魅力に迫る研磨プロジェクト 2枚目
鶴丸の兄弟刀発見か|刀匠「国永」の魅力に迫る研磨プロジェクト 3枚目
鶴丸の兄弟刀発見か|刀匠「国永」の魅力に迫る研磨プロジェクト 4枚目
鶴丸の兄弟刀発見か|刀匠「国永」の魅力に迫る研磨プロジェクト 5枚目
鶴丸の兄弟刀発見か|刀匠「国永」の魅力に迫る研磨プロジェクト 6枚目
鶴丸の兄弟刀発見か|刀匠「国永」の魅力に迫る研磨プロジェクト 7枚目
鶴丸の兄弟刀発見か|刀匠「国永」の魅力に迫る研磨プロジェクト 8枚目
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鶴丸の兄弟刀発見か|刀匠「国永」の魅力に迫る研磨プロジェクト 7枚目
鶴丸の兄弟刀発見か|刀匠「国永」の魅力に迫る研磨プロジェクト 8枚目

支援総額

23,160,000

目標金額 10,000,000円

支援者
1,180人
募集終了日
2025年8月20日

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2025年10月26日 18:45

「国永」剣 研磨7日目

研磨もいよいよ終盤戦。

 

今日はわずか10分の間に姿が激変するという、ドラマチックな光景に出会いました。

写真でこの驚きがお伝えできるかわかりませんが、ぜひ結びまでご覧ください。

 

 

まず前半は昨日と同じ「鳴滝」砥の薄片をのせて研いでゆきます

R7.10.26 (2).JPG
昨日より薄く、小さくなっています

 

R7.10.26 (3).JPG
親指の下に僅かに砥石が見えるのですが、分かりますでしょうか

 

 

 

R7.10.26 (5).JPG
バランス良く載せて研がないと、筋キズがついてしまうそうです

 

R7.10.26 (8).JPG
もともと薄い砥石をさらに薄く研いでから、指先で割って使います

 

ここまでの工程をどれだけ丁寧にするかが重要で、不十分なまま次の工程に進むと全く仕上げに至らないそうです。

 

ここまでを済ませた姿がこちら。

 

 

R7.10.25 (16).JPG

R7.10.25 (14).JPG

R7.10.25 (12).JPG

 

樋(中央のくぼみ)に近い部分が白っぽく、周辺部(刃文)が黒っぽく見えていることが分かります。

 

ここからわずか10分の工程で、劇的な変化を迎えます。

7日間変化を見守ってきた私も、あまりの変わりように感動したのですが、まずは手順からご説明します。

 

ここからは「拭い」という工程だそうで、細かく砕いた酸化鉄の粉末を丁子油で溶いてさらに濾しとったものを塗布し、綿で研磨してゆきます。

 

R7.10.26 (20).JPG
出し殻のティーバッグに見えますが、かつてこの配合は門外不出で、研師の弟子も独立するまで教えてもらえなかったとの事。

 

R7.10.26 (50).JPG
このように数カ所に塗布します

 

 

R7.10.26 (56).JPG
そして綿で拭うようにして研いでゆきます。脱脂綿ではなく実からとれたそのままの綿が必要だそうです。
ちなみに、平野はかつて綿の集散加工地として全国的に有名で、現在でも区の花は「綿」、区のキャラクターも綿花がモチーフです。
産業としては現存していませんが、かつて綿に関わる職業だった旧家も多く、この綿もそうした方が栽培した平野産とのこと。

 

 

R7.10.26 (59).JPG
拭う際の力加減とその時間で、この後の変化の度合いが変わるそうです。
R7.10.26 (60).JPG
刀のお手入れというとこれ!というイメージですね。中は内曇の粉末だそうです。
粉をはたいて油分を拭き取ります。

 

そして現れたのがこの姿!

 

R7.10.26 (44).JPG

 

 

R7.10.26 (66).JPG

R7.10.26 (45).JPG

 

 

中央が白く周辺が黒っぽく見えていた拭い前の写真と打って変わって、

中央が黒っぽく、刃文が白く浮き上がってきました!

 

「刀剣」をイメージすると、こちらの姿を浮かべられる方が多いのではないでしょうか。

わずか10分間でここまで姿が変わったのは、この7日間で初めてでした。

 

 

 

原田先生にご検分戴いた際、錆びていると鍛えや刃文を見ることが出来ないので、確定した判断はできないと伺っていたのですが、この姿を見るとその意味がよく分かります。

 

鉄を折り返しながら鍛えることで生まれる積層面や、焼き入れによって生じる刃文というのはこういうことなのかと、刀剣超初心者の私も目からうろこの思いでした。

 

 

 

また、1000年前に鍛えられ、火入れされた刀匠の仕事がこうして現代に蘇ってきたことに、そして当社の宮守たちが250年以上守ってきた御神宝の真の姿が現れたことに、心を動かされました。

皆様にもこの感動がすこしでも伝わると幸いです。

 

 

明日からはいよいよ最終! 「刃取り」の工程となります。

リターン

100,000+システム利用料


【8/12追加】3本とも研ぎ作業見学+粒子入り御守り+刀剣保管用の桐箱にお名前掲載コース

【8/12追加】3本とも研ぎ作業見学+粒子入り御守り+刀剣保管用の桐箱にお名前掲載コース

●3本(国永作と推定される剣、大太刀、太刀)の研ぎ作業見学(※1)
国永作と推定される剣:2025年10月中を予定
太刀:2026年2月~3月を予定
大太刀:2026年4月~8月を予定

●研磨粒子入りの御守り
●桐箱(刀剣保管用)へのお名前掲載

●お披露目展示へのご招待(※2)
●刀剣写真のポストカード
●刃文箔押しの御朱印
●原田一敏先生による修復刀剣に関するご講演視聴権(オンライン配信)(※3)

●お礼状
●研究報告レポート

(※1)1口2名様まで、杭全神社内での実施となります。詳細は実施予定月の2か月前までにご連絡いたします。
(※2)1口2名様まで、2026年10月中の実施を予定、詳細は2026年5月末までにご連絡いたします。
(※1~2)交通費等はご自身でご負担ください。
(※3)実施日程:2026年10月実施を予定、詳細のご連絡:2026年8月末まで

申込数
27
在庫数
13
発送完了予定月
2026年10月

15,000+システム利用料


【8/4追加】刀剣3振の押形手ぬぐい

【8/4追加】刀剣3振の押形手ぬぐい

皆様への感謝と第二目標達成を目指す想いを込めて追加を決定!

●刃文押形の注染手ぬぐい
刀剣修復後に作成する 3 本それぞれの押形をベースに、伝統的な染めの手ぬぐいを縫製いたします。
染色する色の決定にあたり、皆様からぜひご意見をいただきたく、支援時にアンケートを設けておりますので、ご回答いただけますと幸いです(必ずしもご希望に沿うことができない場合もございます。あらかじめご了承ください)

●お礼状
●研究報告レポート

申込数
34
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年10月

100,000+システム利用料


【8/12追加】3本とも研ぎ作業見学+粒子入り御守り+刀剣保管用の桐箱にお名前掲載コース

【8/12追加】3本とも研ぎ作業見学+粒子入り御守り+刀剣保管用の桐箱にお名前掲載コース

●3本(国永作と推定される剣、大太刀、太刀)の研ぎ作業見学(※1)
国永作と推定される剣:2025年10月中を予定
太刀:2026年2月~3月を予定
大太刀:2026年4月~8月を予定

●研磨粒子入りの御守り
●桐箱(刀剣保管用)へのお名前掲載

●お披露目展示へのご招待(※2)
●刀剣写真のポストカード
●刃文箔押しの御朱印
●原田一敏先生による修復刀剣に関するご講演視聴権(オンライン配信)(※3)

●お礼状
●研究報告レポート

(※1)1口2名様まで、杭全神社内での実施となります。詳細は実施予定月の2か月前までにご連絡いたします。
(※2)1口2名様まで、2026年10月中の実施を予定、詳細は2026年5月末までにご連絡いたします。
(※1~2)交通費等はご自身でご負担ください。
(※3)実施日程:2026年10月実施を予定、詳細のご連絡:2026年8月末まで

申込数
27
在庫数
13
発送完了予定月
2026年10月

15,000+システム利用料


【8/4追加】刀剣3振の押形手ぬぐい

【8/4追加】刀剣3振の押形手ぬぐい

皆様への感謝と第二目標達成を目指す想いを込めて追加を決定!

●刃文押形の注染手ぬぐい
刀剣修復後に作成する 3 本それぞれの押形をベースに、伝統的な染めの手ぬぐいを縫製いたします。
染色する色の決定にあたり、皆様からぜひご意見をいただきたく、支援時にアンケートを設けておりますので、ご回答いただけますと幸いです(必ずしもご希望に沿うことができない場合もございます。あらかじめご了承ください)

●お礼状
●研究報告レポート

申込数
34
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年10月
1 ~ 1/ 21


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