支援総額
目標金額 10,000,000円
- 支援者
- 1,180人
- 募集終了日
- 2025年8月20日
【ご報告】今後の剣の取り扱いについて
先日のお知らせ以降、読売新聞さん・NHK大阪放送局さんに取り上げていただき、支援者の皆様を始め多くの方からご注目頂けましたこと、大変有り難く思っております。
プロジェクトは道半ばではありますが、皆さんのご支援により本プロジェクトが実現しましたこと、重ね重ね厚く御礼申し上げます。
◇ ◇ ◇
さて、首記の件について、報道でもその旨が取り上げられておりますが、日常的な管理について大阪歴史博物館に寄託させて頂くことが決まりました。
研磨見学会でも少しお話したのですが、今回の剣がこれまで世に出てこなかった大きな理由のひとつとして、錆身で価値が判然としなかったことはもちろんですが、明治期の文化財調査で持ち出されてしまうことを避けるために当時の神職がご本殿の奥にしまい込み、文書記録も残さなかった可能性があるのでは無いかと推測しております。
そうして残されてきた御神宝を境内から出してしまうことが適切なのかどうか、様々な可能性を検討するなかで、大変悩んでおりました。
しかしながら、奉納当時と同じようにご本殿に納めてしまえば錆びないための管理は不可能ですし、新設する収蔵庫や社務所での保管では盗難等のリスクを排除することができません。
鎌倉時代の御成敗式目には、「神は人の敬に依りて威を増し人は神の徳に依りて運を添ふ」という言葉があります。
「人の崇敬によってご神徳が増し、そのお力で人は運を開く」という意味合いで、今回の剣のような御神宝は、まさに「神の威を増す」ことを意図して奉納されてきました。
今回のプロジェクトを進める中で、多くの方に当社に関心をお寄せいただき、研磨見学会を始め刀剣をきっかけに当社にはじめてご参拝下さる方もいらっしゃいました。
お披露目展以降も、国永剣をきっかけに当社の存在をお知りになり、あるいは参拝にお越しになる方がいらっしゃれば、御神宝としての価値は損なわれないのではないか…
剣の先端よりの部分は、もう残された刃がわずかで、これ以上研ぎ減らす訳にはいかない状態です。
大阪歴史博物館は、刀剣を専門とする内藤学芸課長代理もいらっしゃり、保全環境も万全です。
(当社でも収蔵庫用内装材の見積をとりましたが、到底手の届かない金額でした)
境内に納めることを優先するよりも、その御神宝としての価値を減らさず後世に繋いでいくことによって、当社へ関心をお寄せいただくきっかけとなることで、御神宝本来の意味を果たすことができるのではないかと思い至りました。
こうした意図から、早期に寄託手続きを行うべく打合せを進めておりますこと、皆様にご報告する次第です。
なお、第二目標であった収蔵庫の新設については、当初より宝蔵収蔵品のすべてを移動する前提で計画を行っておりますので、今回の寄託による変更はありません。
初詣期間が落ち着き次第、着工に向けた準備を始められるよう打合せを進めてまいります。
収蔵品のなかには、今回見つかったの8振以外の刀剣や甲冑、馬具などをはじめ、まだ調べ切れていない部分もありますので、竣功後の移動にあたってはその記録を皆様にもご紹介できれば、と考えております(来年10月のプロジェクト完了報告後も投稿できると良いのですが…)。
これから神社では初詣に向けた諸準備が始まり、プロジェクトも明年2月の太刀研磨までしばらく中休みとなりますが、寄託等も含めて動きがあれば都度お知らせいたしますので、引き続きどうぞ宜しくお願い申し上げます。
◇ ◇ ◇
ここから先はあえて活動報告で触れるべきかどうか非常に悩んだ部分なのですが、SNSで様々な推測が飛び交っているようですので、支援者の皆様には実情を御理解いただければとの思いから長文となりますが記載いたします。関心のある方のみお読みいただけますと幸いです。
今回のクラウドファンディングの始動・運営にあたり、原田名誉教授をはじめとする刀剣の専門家、神社関係者を中心に刀剣に関する知見のある方、平野郷で同じ「町ぐるみ博物館」としても活動している真津研師、readyfor のキュレーターなど、様々な方々から助言を頂き、あるいは知識不足から判断しかねる事項等についてご意見を照会しながら、プロジェクトを進めて参りました。
しかしながら、本プロジェクトは当社の刀剣修復事業として行っており、企画立案も含めて、運営に関する意思決定に神社外部の方は一切関わっておられません。
また、来年10月の決算報告で詳細をお知らせいたしますが、本プロジェクトの支出は、クラウドファンディング手数料・返礼品関係費用・研磨費・鞘等の作成費・収蔵庫建設費用などの直接費のみであり、社外コンサルタント等への報酬の支払いもありません。
同時に、3振の刀剣に関してはあくまで御神宝として修復を行っておりますので、氏子地域である旧「平野郷」エリアでの活用(梅月堂さんのお菓子など)や大阪歴史博物館等での文化財としての展示を除き、企業等での商業利用に供することは今後も含め一切ありません。
刀剣に関する知識不足から、ページ本文・活動報告を含め適切でない表現等もあるかも知れませんが、できる限り細やかにプロジェクトの過程を支援者の皆様と共有しながら進めたいとの思いから、応援コメントへの返信や本活動報告・Xへの発信も含め、本プロジェクトに付随する情報発信はすべて当社禰宜が一人で手探りしながら行っております。
報道等により多くの方の目に触れたことで、情報が一人歩きしつつある状況を大変憂慮するとともに、支援者の皆様には正確な状況をご承知おき頂きたく、お知らせいたします。
プロジェクト完了まで残り11ヶ月、引き続きどうぞ宜しくお願い申し上げます。
リターン
100,000円+システム利用料

【8/12追加】3本とも研ぎ作業見学+粒子入り御守り+刀剣保管用の桐箱にお名前掲載コース
●3本(国永作と推定される剣、大太刀、太刀)の研ぎ作業見学(※1)
国永作と推定される剣:2025年10月中を予定
太刀:2026年2月~3月を予定
大太刀:2026年4月~8月を予定
●研磨粒子入りの御守り
●桐箱(刀剣保管用)へのお名前掲載
●お披露目展示へのご招待(※2)
●刀剣写真のポストカード
●刃文箔押しの御朱印
●原田一敏先生による修復刀剣に関するご講演視聴権(オンライン配信)(※3)
●お礼状
●研究報告レポート
(※1)1口2名様まで、杭全神社内での実施となります。詳細は実施予定月の2か月前までにご連絡いたします。
(※2)1口2名様まで、2026年10月中の実施を予定、詳細は2026年5月末までにご連絡いたします。
(※1~2)交通費等はご自身でご負担ください。
(※3)実施日程:2026年10月実施を予定、詳細のご連絡:2026年8月末まで
- 申込数
- 27
- 在庫数
- 13
- 発送完了予定月
- 2026年10月
15,000円+システム利用料

【8/4追加】刀剣3振の押形手ぬぐい
皆様への感謝と第二目標達成を目指す想いを込めて追加を決定!
●刃文押形の注染手ぬぐい
刀剣修復後に作成する 3 本それぞれの押形をベースに、伝統的な染めの手ぬぐいを縫製いたします。
染色する色の決定にあたり、皆様からぜひご意見をいただきたく、支援時にアンケートを設けておりますので、ご回答いただけますと幸いです(必ずしもご希望に沿うことができない場合もございます。あらかじめご了承ください)
●お礼状
●研究報告レポート
- 申込数
- 34
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2026年10月
100,000円+システム利用料

【8/12追加】3本とも研ぎ作業見学+粒子入り御守り+刀剣保管用の桐箱にお名前掲載コース
●3本(国永作と推定される剣、大太刀、太刀)の研ぎ作業見学(※1)
国永作と推定される剣:2025年10月中を予定
太刀:2026年2月~3月を予定
大太刀:2026年4月~8月を予定
●研磨粒子入りの御守り
●桐箱(刀剣保管用)へのお名前掲載
●お披露目展示へのご招待(※2)
●刀剣写真のポストカード
●刃文箔押しの御朱印
●原田一敏先生による修復刀剣に関するご講演視聴権(オンライン配信)(※3)
●お礼状
●研究報告レポート
(※1)1口2名様まで、杭全神社内での実施となります。詳細は実施予定月の2か月前までにご連絡いたします。
(※2)1口2名様まで、2026年10月中の実施を予定、詳細は2026年5月末までにご連絡いたします。
(※1~2)交通費等はご自身でご負担ください。
(※3)実施日程:2026年10月実施を予定、詳細のご連絡:2026年8月末まで
- 申込数
- 27
- 在庫数
- 13
- 発送完了予定月
- 2026年10月
15,000円+システム利用料

【8/4追加】刀剣3振の押形手ぬぐい
皆様への感謝と第二目標達成を目指す想いを込めて追加を決定!
●刃文押形の注染手ぬぐい
刀剣修復後に作成する 3 本それぞれの押形をベースに、伝統的な染めの手ぬぐいを縫製いたします。
染色する色の決定にあたり、皆様からぜひご意見をいただきたく、支援時にアンケートを設けておりますので、ご回答いただけますと幸いです(必ずしもご希望に沿うことができない場合もございます。あらかじめご了承ください)
●お礼状
●研究報告レポート
- 申込数
- 34
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2026年10月

東京国立博物館|価値ある文化財を救い出す。源氏物語図屏風、修理へ
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- 現在
- 59,575,000円
- 寄付者
- 2,850人
- 残り
- 29日

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- 6,475,000円
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