たった1匹で保護された茶トラの男の子

　4月14日、倉敷保健所より110グラムの生後数日の茶トラの男の子を引き出しました。低体温気味で丸まって動きません。ミルクも全拒否。ついさっきまで、兄弟たちとお母さんのお乳を取り合って飲んでいたはずです。いきなり1匹になってしまった茶トラくん。さびしくて人工の乳首は受けつけてくれませんでした。

　しかし、ミルボラここで引き下がるわけにはいきません。まだ抵抗する元気が残っていた茶トラくんとの根比べの始まりです。何度も授乳にチャレンジし、勝利を得ました。体温も戻り可愛らしい声で鳴くようにもなりました。

　まだまだ予断は許しませんが、茶トラくん頑張りました。第一関門は突破です！新しいミルクの味と人間の母の温もりもお気に召したようです。可愛すぎるへそ天まで披露してくれました。このまま成長してくれることを祈ります。