人類発祥の地南アフリカで人類の起源を明らかにする講演をしたい
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支援総額

595,000

目標金額 470,000円

支援者
48人
募集終了日
2024年2月14日

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2023年12月29日 00:25

アウストラロピテクスは、言葉をしゃべる前のヒトである

ダートの『ミッシング・リンクの謎』は、タウングチャイルドの化石が発見されて35年も後になった1959年に書き著された本である。

発見当時30歳だったダートは、この時すでに65歳を超えていた。

 

若い時ほどの情熱はないかもしれないが、時代の流れを見極めて、有意義な本に仕立て上げるだけの知恵はあった。

たとえば、本書に何度も「故ファン・リート・ローウェ」という人物が登場するが、この人物はダートよりも一年年下の南アフリカ考古学調査局の局長だったが、1956年に急死した。その後、世界でも珍しい政府機関だった「考古学調査局」は、1962年に突如なんの説明もないまま、組織そのものが無くなった。

また、南アフリカ考古学協会の会長だったロナルド・シンガー(ケープタウン大学医学部)は、1962年に南アを離れて米国に移住し、シカゴ大学で解剖学教室を主宰する。続く、ジョン・ロビンソン(トランスヴァール博物館)は、ウィスコンシン大学マディソン校に職を得て南アを離れる。つまり、頭脳流出だ。

 

南アフリカの考古学は、厳寒期を迎える。人類のエゴが、自分たちの言語と知能の進化についての研究を封印し、真実を隠すことをダートは予感していたのだろうか。

 

だから、この本は、ダートの遺言であるばかりでなく、亡くなったり、海外移住した同胞たちへの弔いでもある。これだけ南アフリカ考古学人類学の研究成果がうまくまとめられている本は他にない。彼は、20世紀前半に南アフリカ考古学・人類学が到達した最終地点を書いた。

 

特に僕が重要だと思うのは、

 

① アウストラロピテクスはヒトであると、分類学者は分類した。

② アウストラロピテクスは、言語を話していなかった。

 

③ ヒトと、ヒト以外の動物の違いは、コミュニケーション能力が少し進歩しただけである。質的な違いではなく、程度の違いにすぎない。

 

これらのことは、人類の言語の謎の解明に役立つ大きなヒントだった。

 

 

 

 

 

 

 

リターン

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お気持ち応援コース

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お礼状(PDF形式でメールで送付)

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現地講演仮想聴講コース

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現地で行った講演資料(PDF形式でメールで送付)
※英語の論文です

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