この日がなければマドレボニータは生まれてなかった

 

今日３月１０日は息子の誕生日です。

２０歳になりました。

もう成人だなんてびっくりです。

 

生まれた時はひとときも離れることの

なかった母子が、20年後の今日は

別々のところにいます。

 

毎年、この日に思うことですが、

この出産がなければ、

マドレボニータはなかったということです。

 

20年前の今日、早朝5:02に出産しました。

その直後から始まった怒涛の産後。

その愕然とした経験、

産んだ体ってこんなにボロボロになってしまうの？

という衝撃と心細さは今でも忘れません。

 

股は痛いし、うまく歩けないし、

トイレに行くのも怖かった。

こんな風になるって、

誰も教えといてくれなかったよね…

ナニコレ？どうなってるの？

と、ぐったりしながら思いました。

 

出産報告でよく見かける

母子ともに元気ですとか、

調子のいいこと言わないで！

っていまだに思います。

 

元気だと言い張るならば、

それは、出産でハイになってるだけ。

 

子宮から胎盤が剥がれ、

内壁は傷だらけ、

ずっと出血していながら、

授乳もしなきゃいけない。

眠れない日々の始まり。

 

しかし多くの人は、

「こんなもんなのかな」

と思いながら、育児に終われ

やり過ごす。

そしてその時がすぎると忘れてしまう。

 

私は、やり過ごせなかった。

体の快適さに貪欲な私は、

これをなんとかリハビリする方法が

あるのではないかと、

産後、何週間かたってから思いついたのでした。

 

それが、マドレボニータの始まりです。

 

マドレボニータの成長は、

そのまま息子の成長とともにありました。

 

２０年は長い年月です。

 

子育ては始まったらストップできない。

休む間も無くここまできてしまった。

あっという間なんかじゃなかった。

 

個人的にはもっと子どもを産みたかったし

兄弟姉妹を授けたかったけど

その夢はついぞ叶いませんでした。

 

そのかわりといってはなんですが、

マドレボニータは法人化し、

認定NPOにもなり、

たくさんの人がかかわる

社会変革に挑む大きなムーブメントに

育ちましたし、いまも成長中です。  

 

そしてこの節目を記念したこのプロジェクト。

目標の50％達成まであと少し。

この週末で半分達成したいです。

引き続き応援をよろしくお願いします。

 

吉岡マコ