私の希望は私によってのみ追求され得る（生貝紘子さん）

こんにちは、生貝紘子です。
マドレボニータ正会員で、2016年からNECワーキングマザーサロン・プロジェクトのボランティアメンバーです。夫と4才の子どもとの3人家族で、会社員をしています。

 

 

私がNECワーキングマザーサロン（以下サロン）に初めて参加したのは、復職して4ヶ月の頃でした。

 

「マミートラック」という言葉と自分の状況を重ね合わせる日々。仕方ない、恵まれている方だ、とどうせみんな言うのだろう。自分でも何度も言い聞かせていました。
「子どもを持ったのだから仕方ない」「仕事で活躍することまで求めるべきではない」と。

 

しかし、サロンの場は少し違いました。
「それってどんな気持ち？」
「もっと聞かせて」
「本当はどうしたい？」

 

現状を何とか変えたい一心で、2016年、進行役に挑戦することにしました。進行役という役割をもらって、一緒にサロンを運営するチームのメンバーにも出会い、輪の中で進行を繰り返しました。

「私はどうしたい？」を問う場所に座ってみて、
誰より自分がそう問われたかったのだ
と思いました。

そして、
「私はどうしたい？」の問いに、私も声を出して答えてもいいのだ
と感じるようになりました。

 

「もっと仕事をしたい。これからも仕事で活躍していきたい。」
この感情的で個人的な希望は、追求されるに値するものなのだということ。
それは私自身によってのみ追求され得ることなのだということ。
サロンとの関わりを通じて気がついたことです。

 

 

ボランティア参画から3年たった今も、自分の気持ちや希望を声に出すということに挑み続けています。サロンの場だけでなく、家庭や職場でもそれができるようになりました。結果が伴わないときもあるけれど、絶望したり諦めたりすることは少なくなりました。

 

うまくいかなくても、「私はどうしたい？」への溢れる気持ちをなかったことにする必要はない。その気持ちは尊いものだと思える。
だから私は、「それでも私はどうしたい？」と粘れるようになったのだと思います。

 

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