真鶴建築マガジン(35)／《美の基準》実のなる木

真鶴町の景観を守ることを目的としてつくられた『美の基準』。
　
写真やイラストを交え、「真鶴らしさ」を69の詩的なキーワードでまとめています。
　
ここでは、そのキーワードを一部紹介していきます。
　
今日のキーワードは、美の基準内のキーワードで人気ランキングをつくるとすれば必ず上位に入るであろう、「実のなる木」。
　
＊　＊　＊
　
みかんの時期になると、真鶴のいたるところでみかんがなっています。
　
また、みかん以外にも、レモン、柿、だいだいなど、「実」がなる木がたくさんあります。
　
なぜここまで多くなったのか分かりませんが、美の基準では「実のなる木を見てうれしくない人はいない」と、非常に印象に残る言葉で肯定しています。
　
ただ、まさにその通りで、実がなるのを見るとなぜかうれしくなって、ホッとします。季節の移り変わりを感じるからでしょうか。
　
そして、おすそ分けでたくさんもらって、そのまま食べたり、ジャムにしたり、二度楽しめるのも良いところ。
　
写真は、最新のカメラでみかんを撮影してるところ。
　　
＊　＊　＊
　
◯実のなる木
　
町は農業として果樹園を積極的に保護していくこと。また、建築に関する公開空間、小公園等でもできるだけ実のなる木を植えるようにし、住民の手で管理、収穫できるようにすること。
新しい建物の庭には、必ず実のなる木を植えると良い。（『美の基準』より）
　
おわり