目指すは共存できる未来|アフリカマナティー保全プロジェクト
目指すは共存できる未来|アフリカマナティー保全プロジェクト 2枚目
目指すは共存できる未来|アフリカマナティー保全プロジェクト
目指すは共存できる未来|アフリカマナティー保全プロジェクト 2枚目

支援総額

2,182,000

目標金額 1,700,000円

支援者
182人
募集終了日
2023年10月22日

    https://readyfor.jp/projects/manatee2023?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note
2023年09月16日 08:00

外来種問題ってなんだろう?

私たちは、カメルーンのアフリカマナティーの保全対策として、外来種の浮草に覆われてしまった生息地を元に戻そうとしています。

 

実は、この外来種について、勘違いされていることがあります。

 

 

外来種って、海外から持ち込まれた生きもののこと?

 

 

これは間違いです。

 

正しくは、もともとその地域にいなかったのに、人間の活動によって他の地域から入ってきた生物のこと、です。(環境省 - 侵略的な外来種- より引用)

 

 

だから、外来種の問題は、日本の国の中でも起こります。

 

たとえば、本州以南にしか生息していないカブトムシを北海道に持ち込んで放す。そうすると、カブトムシが北海道の外来種になり得ます。

 

他にも、メダカホタル、木の実、など、日本の在来種であっても、もともといなかった地域に持ち込むことで、外来種になることがあります。

 

この公園の川にメダカをいれてみよう、日本にメダカは暮らしているし大丈夫だね。

 

こういうやり方は危険視されています。ほかにも、「この地域でホタルを復活させよう」と、他の地域から幼虫などを連れてきて放してしまうと、外来種のきっかけになってしまうかもしれないのです。

 

 

 

外来種は悪もの?

 

すべての外来種は悪者で、駆除するべき、なのでしょうか。

 

これもまた、勘違いされていることだと思います。

 

実は、外来種はわたしたちの身近に多くあります。

環境省によれば、日本の野外に生息する外国起源の生物の数はわかっているだけでも約2000種にもなるそうです(環境省 - 侵略的な外来種-

 

農作物や家畜、ペットのように、私たちの生活の中で、すでに欠かせない存在になっている外来種も多くあります。

 

では、外来種の何が問題なのでしょうか?

 

外来種の中で、地域の自然環境に大きな影響を与え、生物多様性を脅かすおそれのあるものを、特に侵略的外来種といいます(環境省 - 侵略的な外来種-)。

 

 

この前話題になっていましたが、日本原産でもあるワカメが、海外で侵略的外来種になっているそうです。

 

IUCNの発表した「世界の侵略的外来種ワースト100」にワカメが入っていました!

 

船のバラスト水として、日本近海の海水を取り込んだときに、ワカメの胞子が紛れ込んでしまい、世界中の海域へと運ばれたと考えられています。

 

日本ではよく食べられているワカメですが、世界ではそれほど一般的な食べ物ではないようです。

 

ワカメのせいで、養殖のカキやホタテなどの成長が阻まれたり、漁業用の機械にからまったりするなど、水産業にマイナスな影響を及ぼしているということでした。

 

 

 

生態系への影響

 

繰り返しますが、全ての外来種が悪影響を及ぼすわけではありません。

しかし、中には非常に大きな悪影響を及ぼすものもいます。

 

環境省では、3つにわけて、外来種問題が説明されています。

 

 

 

<生態系への影響>

 

生態系への影響(©️マナティー研究所)

 

● もともとその場所で生活していた在来種をたべてしまう

 

● 在来種と競合して、住む場所やエサの奪い合いをしてしまう

 

● 在来種と交雑して雑種をつくることで、遺伝的撹乱(かくらん)がおきる

 

 

 

<人への影響>

 

人への影響(©️マナティー研究所)

 

●毒を持っている外来種にかまれたり、刺されたりする危険がある

 

 

 

<農林水産業への影響>

農林水産業への影響(©️マナティー研究所)

 

●人が育てている野菜やくだもの、魚などが食べられてしまう

 

●畑を荒らしたりしてしまう

 

 

 

 

外来種をどうすればいいのか

 

このように、外来種のすべてが私たちにとって困る存在、というわけではありません。

 

わたしたちの生活に根付いている外来種や、自然の中で大きな影響を与えることなく、順応している外来種もいます。

 

けれども、わたしたちや生態系への問題となる侵略的外来種も存在します。

 

だから、日本では、外来種被害予防三原則というものがあります

 

 

1)入れない、2)捨てない、3)拡げない

 

 

カメルーンの湖を覆うオオサンショウモ(©️MumiKikuchi)

 

今回のクラウドファンディングで私たちが駆除を目指しているのは、アマゾン原産のオオサンショウモ(Salvinia molesta)です。

 

この植物は、日本でも重点対策外来種に指定されています。

過去には、兵庫県や沖縄県で確認されているそうです。

 

なんと、オオサンショウモ(Salvinia molesta)は、日本のネットショッピングやホームセンターなどで、簡単に安く購入できるのです。

メダカなどの観賞用にオオサンショウモを入れる人がいると聞きました。

 

今も一部の愛好家によって栽培がつづいていて、観賞用に販売、利用されている、と生態系被害防止外来種リストにも記載されています。

 

購入者や販売者の方たちは、これが、取り返しのつかない問題を起こす植物だと、知らないのかもしれません。

 

私たちは、外来種の問題について、もっと良く知るべきではないでしょうか。

 

そして、自分達が外来種の問題を起こす可能性がある、と十分気をつけなくてはいけない、と感じています。

 

 

リターン

3,000+システム利用料


リターンご不要な方へ/応援コース(3,000円)

リターンご不要な方へ/応援コース(3,000円)

グッズ等をお届けしない分、いただくご支援をできるだけ多く現地での活動や環境教育の実施のために大切に使わせていただくコースです。

・お礼のメール
・公式HPにお名前掲載 ※希望者のみ

申込数
19
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年3月

5,000+システム利用料


マナティーと一緒コース

マナティーと一緒コース

繁田穂波(水棲生物画家)氏によるオリジナルイラストをつかったグッズです。

・繁田穂波デザインのステッカー
・繁田穂波デザインのポストカード

カメルーン在住のイラストレーター(Annick MHT)によるイラストをつかった
・オリジナルデザインのデスクトップ画像

- - - こちらもお届け - - -

・お礼のメール
・公式HPにお名前掲載 ※希望者のみ

申込数
6
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年3月

3,000+システム利用料


リターンご不要な方へ/応援コース(3,000円)

リターンご不要な方へ/応援コース(3,000円)

グッズ等をお届けしない分、いただくご支援をできるだけ多く現地での活動や環境教育の実施のために大切に使わせていただくコースです。

・お礼のメール
・公式HPにお名前掲載 ※希望者のみ

申込数
19
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年3月

5,000+システム利用料


マナティーと一緒コース

マナティーと一緒コース

繁田穂波(水棲生物画家)氏によるオリジナルイラストをつかったグッズです。

・繁田穂波デザインのステッカー
・繁田穂波デザインのポストカード

カメルーン在住のイラストレーター(Annick MHT)によるイラストをつかった
・オリジナルデザインのデスクトップ画像

- - - こちらもお届け - - -

・お礼のメール
・公式HPにお名前掲載 ※希望者のみ

申込数
6
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年3月
1 ~ 1/ 31


最近見たプロジェクト

もっと見る

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る