【リターンの紹介】足踏みろくろのプレートとパンケーキミックス

ECO village SHELTER projectの中心メンバーであるキャプテンこと荻原さんと鈴木さんに会ったのは、おひさま日曜市が新潟市内で開催されていた頃。
みんな「しょしがり」（新潟弁で恥ずかしがり屋）だったので、その時は軽く挨拶する程度でした。
月岡のキッコリータウンでの活動も知っていましたが、当時は土日にイベントが入ることも多く、なかなか伺えずじまいでした。

 

迎えたコロナ禍、子供達の学校が休校になり親も子供も家の中に縛り付けられてどうにもならない！！という時に、いつもは土日に開催していたこども園が特別に平日に開催されるということで、大喜びで伺いました。
初めて足を踏み入れたキッコリータウンは夢のような場所でした。
程よく手を入れられた里山、キャプテンがコツコツと作り上げた間伐木を使ったセルフビルドの小屋たち…大人も子供も大喜びですっかり虜になってしまいました。

 

 

ちょうどその頃、僕が主宰していた「にいがたオーガニックマーケットおひさま日曜市」が描いていた目標が達成され、さらにコロナ禍で今まで開催していた場所を借りれなくなるという状況に迷走しかけていました。
そんな時に「環境的持続可能性」と「社会的持続可能性」と「里山育成」というテーマを掲げていたSHELTER projectとキッコリータウンに出逢い、一気に「おひさま日曜市」に新しい絵が描けました。

「おひさま日曜市」はキッコリータウンに居を移すことになり、僕たちはキッコリータウンにどっぷり入り浸るようになります。

そんなキッコリータウンでキャプテンは日々、森から生まれる間伐材からスプーンやお皿といった雑器を生み出しています。
完全非電化の手作りの足踏みろくろは、キャプテンが踏むと魔法のようにするすると木が削れ（実際やってみるととても難しい）、見事な木の器が生まれてきます。

 

当然ですが、一枚一枚が全く違う表情を持っています。
今までは木の器にはあまり馴染みがなかったのですが、キャプテンの器にであって気軽に木の器と付き合えるようになりました。
よそ行きの器ではなく日々の雑器、ダメになったら最後は焚き火にくべてしまおうくらいの感じでガシガシ使っていただけたらと思います。