高校生と名大サーモンを作る|SDGsに向き合う陸上養殖プロジェクト

寄付総額

3,367,000

目標金額 2,000,000円

寄付者
126人
募集終了日
2022年2月10日

    https://readyfor.jp/projects/meidaisalmon?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note
2021年12月31日 09:21

宇宙の原風景を求めて

今年1年、誠にありがとうございました。

大晦日のみなさまに、どんな言葉をお届けできるかと考えた時、そうだ、金子みすゞにしようと思い立ちました。というのも、この詩人は、大津緑洋高校(の前身校)の卒業生なのです。

今から約40年前に、小学校の音楽会で「近所に、金子みすゞさんという詩人がいました」と紹介されましたが、知る人はいませんでした。「君たちが大人になる頃には宮沢賢治くらいに有名になっているはずです」と言われても、誰も信じませんでした。

 

 

中原中也同様、金子みすゞも絶望を背負い込んだ、本物の詩人です。

 

私生活では、愛娘の親権を元夫に奪われ、自らこの世を去ります。26歳でした。

詩人の苦悩の舞台が、私たちが普段生活する場所だったと想像すると、驚きと宿命のようなものを感じます。

 

その音楽会で、地元仙崎(せんざき)の小学生が、メロディをつけて合唱した詩を紹介します。暗い感じの短調でした。

 

 

初めて聴いた時、ひやっとさせられました。

「生」の躍動感の後に、ふっと「死」の暗さが現れるのです。

 

浜辺に立ちすくむ、みすゞの姿が見えます。常識とは真逆の光景を覗き込んでいる。沈黙の世界です。

 

私たちは、生き物の命を頂くことでしか自らの命を保つことができない、いわば罪深き存在です。普段はそんなことを考えないぶん、事実を割り切ることができずに立ちすくむ言葉の重みに、ひやっとさせられるのです。

 

 

SDGsと言われます。

何でもそうですが、流通している言葉をそのまま使うのは簡単です。

しかしその瞬間、言葉にならない本当に大切な部分は見えなくなってしまう。

自らの命の維持には誰かの犠牲が伴うという矛盾も。

 

 

私たちのプロジェクトでは、魚を育てています。彼らはやがて私たちに食べられる。

これは、生きとし生けるものの宿命なのです。

 

しかし、心を込めて大切に育てることで自然界での乱獲を防ぎ、教育として命の大切さを語り継ぐ機会になれば、宇宙の原型を取り戻すことにつながるのではないかと、心を鬼にして、毎日、水槽を覗き込んでいます。

私たちがアクアポニックスとして植物栽培との両立にこだわるのも、そういう思いがあるからです。

 

 

金子みすゞの人生の舞台から、この詩人が見ることがなかった新しい風景を作り上げ、広くみなさまにお届けできるように、力を合わせてプロジェクトを作り込んでいきます。

来年からも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

ギフト

3,000


alt

お気持ちコース

●寄附金領収書
 ※2022年4月の日付となり、2022年4~5月の送付を予定しています
 ※領収書の氏名はご支援時にアカウントに登録されている氏名となります
 ※税制上の優遇措置は2022年が対象年となります
●感謝のメール

申込数
79
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年5月

10,000


alt

ご芳名掲載コース

●寄附金領収書
 ※2022年4月の日付となり、2022年4~5月の送付を予定しています
 ※領収書の氏名はご支援時にアカウントに登録されている氏名となります
 ※税制上の優遇措置は2022年が対象年となります
●感謝のメール
●高校生メンバーからの感謝のお手紙
●研究室のホームページにご芳名掲載(希望制)

申込数
48
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年5月

3,000


alt

お気持ちコース

●寄附金領収書
 ※2022年4月の日付となり、2022年4~5月の送付を予定しています
 ※領収書の氏名はご支援時にアカウントに登録されている氏名となります
 ※税制上の優遇措置は2022年が対象年となります
●感謝のメール

申込数
79
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年5月

10,000


alt

ご芳名掲載コース

●寄附金領収書
 ※2022年4月の日付となり、2022年4~5月の送付を予定しています
 ※領収書の氏名はご支援時にアカウントに登録されている氏名となります
 ※税制上の優遇措置は2022年が対象年となります
●感謝のメール
●高校生メンバーからの感謝のお手紙
●研究室のホームページにご芳名掲載(希望制)

申込数
48
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年5月
1 ~ 1/ 9


最近見たプロジェクト

もっと見る

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る