自然と共に過ごす、森のようちえん。10周年記念の本を出版!
自然と共に過ごす、森のようちえん。10周年記念の本を出版!

支援総額

3,230,000

目標金額 1,500,000円

支援者
384人
募集終了日
2019年4月19日

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2019年03月01日 13:40

森わら日記 -「触れる、感じる、知る。」

こんにちは。スタッフのエリカです。

ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

今日は森のわらべのある一日をご紹介したいと思います。

 

「森のようちえん、名前は聞いたことあるけどどんなことしてるの?」

「雨の日は?寒い冬は?一日何をして過ごしてるの?」

 

私も、二人の子どもたちを森のようちえんで育てるまでは、どうやって過ごすのか、どんな風に成長するのか、期待と、疑問と不安でいっぱいでした。

 

「森のようちえん、卒園したらどんな子になるの?」

 

という話もよく聞かれますが、期待した以上に凄い子になるわけでも、心配したほど困った子になるわけでもなかったな、という感想です。(あくまで我が家の場合)

 

それでも子どものことで何か起こるたび、母として、自分自身の課題だったことに気付かせてもらう日々でした。

 

そんな我が子2人も、小学生になり、数々のギャップを経験し、それぞれに落とし所を見つけ、ただただ、その子らしく、今も絶賛面白い人たちに成長しています。

 

これは、昨日の保育の日記ですが、この日は日常というより、今日だけの特別なイベント。

 

今回、スタッフがどんな想いで保育現場に入り、子どもたちと関わっているか、そんなところがお伝えできればなと思います。

 

普段の様子はまたいずれ♪質問や、リクエストがあればぜひお寄せください。

 

***

 

2月28日

三月の卒園を控え、森のわらべでは、イベント(行事ごと)が続きます。

 

今日は、学年別、横割り保育の日でした。(3学年(年少・年中・年長)ごと別々に、行う保育内容も場所も異なる保育活動の日。森のようちえんは、基本的に全学年が一緒に活動する「縦割り保育」なので、こうした「横割保育」の方が珍しくもあります。)


写真の年中組(4〜5歳)は土岐川観察館へ。来年度、年長「オオタカ組」になる子どもたちは、本物の「大鷹」についてのお話を聞きに行きました。冷たい雨の降る多治見でしたが、子どもたちはカラフルなカッパを着て元気に登園。

 

夏に川でガサガサ探検(網で川の生き物を見つける)をさせて頂いた、多治見市土岐川観察館。説明をしてくれた富田さんは、日本野鳥の会の方で、鳥のスペシャリストです。(その割に、子どもたちからは蛇や亀の質問が多かった笑)

 

鳥だけでなく、土岐川の魚や亀の水槽、植物の写真など展示してある館内では、子どもたちの興味惹かれるものだらけ。

 

映像や写真を見ながらオオタカの説明を聞いた後は、たくさんの展示物を見るだけでなく、実際に触らせて頂きました。

 

オオタカより小さいが同じタカの仲間「ハイタカ」の剥製に触れる

 

オオタカの仲間のツミやハイタカの剥製(富田さん作)、オオタカが食べた動物の骨(鳩の骨盤なんて初めて見た)、オオタカが獲物を食べる時にむしりとった羽(フクロウと鳩の羽の違いに大人がワクワク)、蛇の抜け殻、多治見で出た植物や貝の化石、鳥やネズミの巣。

 

名前や特性を知る前に、触れて、感じる。

 

蛇(アオダイショウ)の抜け殻は、ダンボール製の緩衝材みたいな触り心地。

ちゃんと目の部分も剥けて、ドーム状の薄い膜が目の形に。

 

硬い、つるつる、ふわふわ、尖ってて痛い、ザラザラ、脆い。かわいい、怖い、かっこいい、うわー!(を表現する形容詞が見つからない)、好き、嫌な感じ…。

 

説明を聞きながら、時に説明そっちのけで、たくさんの感情が子ども達の指先から身体中に巡っていくのがわかる。

 

ごっこ遊びが大好きな女の子たちは、鳩とフクロウの羽を手にした瞬間、パタパタと鳥になってしまい、オオタカの声の録音を聞けば真似をはじめる。(しかもそっくり!)

 

 

ふと、昨年秋に、岐阜県立森林文化アカデミーで私が受けた、スウェーデンの先生をお招きしての講座「野外で授業 〜スウェーデン発・遊びながら野外で学ぼう〜」を思い出しました。


算数や英語を森で学ぶプログラムの中で、まずは森にいる動物になりきる体験を子どもたちにしてもらう。実際にその動物の格好をして森の中を駆け回ったり、自分がなりきることで得られる視点や発見を大事にしている。


「さあ、なりきってみましょう」と言われなくても(言われないんだけども!)、もうすでにやってる姿にちょっと感動する私…。

 

子どもたちからの質問もたくさん(しかも超変化球)!どんな質問にも子どもたちに合わせて一生懸命説明してくれる富田さん。


「鳥って世界に何匹いるんですか?」(世界に何種類、日本に何種類…と即答!)
「鳥の赤ちゃんの色は何で大きくなると変わるの?」(確かに不思議だねぇ!)

「何で亀は臭いんですか?」(あんまり動かないからかな?)などなど・・・

 

今日は「知る」がメインになる活動だと思っていたけれど、たくさんの「感じる」時間を大切にしてもらえた、富田さんの素敵なインタープリテーション。


「知ることは感じることの半分も重要ではない」

 

センス・オブ・ワンダーでそう書いたレイチェル・カーソンの言葉を思い出す。

こうした体験が、この先にある、もっと「知りたい」につながっていく。
普段あえて積極的に知識を教えない森のわらべ。年に一度こんなプログラムもやっています。

 

 

posted by 長谷川 絵里香

 


クラウドファンディング
4日目。5割達成!ありがとうございます!
https://readyfor.jp/projects/moriwara

 

#森のようちえん
#森のわらべ多治見園
#年中組
#土岐川観察館
#オオタカ
#知ることは感じることの半分も大事ではない
#レイチェルカーソン

 

 

リターン

3,000


心を込めたお礼メール

心を込めたお礼メール

心を込めたお礼メールをお送りします。
複数回のお申し込みも可能です。

申込数
60
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年6月

5,000


<5000円>森わら応援コース+書籍『お母ちゃん革命』

<5000円>森わら応援コース+書籍『お母ちゃん革命』

・心を込めたお礼のメール
・書籍「お母ちゃん革命」1冊

※このコースは、リターン費用が書籍以外かからない分、いただいたご支援金はサービス手数料を除いたすべてを活動内容に充当させていただきます。

申込数
49
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年6月

3,000


心を込めたお礼メール

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申込数
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在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年6月

5,000


<5000円>森わら応援コース+書籍『お母ちゃん革命』

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・心を込めたお礼のメール
・書籍「お母ちゃん革命」1冊

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申込数
49
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制限なし
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2019年6月
1 ~ 1/ 12


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