ミャンマーから日本へ渡日する夢を叶えてあげたい
ミャンマーから日本へ渡日する夢を叶えてあげたい

支援総額

331,000

目標金額 300,000円

支援者
50人
募集終了日
2023年12月29日

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2024年08月12日 00:51

長かった・・・5年の時を経て、いよいよ出国です!!!

皆様、こんばんは!お盆の連休中に失礼いたします。

5年前のある日、カフェで「人生を変えるにはどうしたらいい?」と店員に突然話しかけられました。

僕は咄嗟に「日本語を勉強したら変えられるんじゃない?」という半ば軽い気持ちで答えたことから始まった日本語教育。まさかこんなに長い物語になるとは思いもしませんでしたが、いよいよ完結です。


Aさん、ついに出国します!

 

本当ならば7月31日に出国を予定していたそうなのですが、日本側の事情で延期。実際に飛行機が飛び立つまでは安心ができない国のためヤキモキしていましたが、2週間のみの延期で今回は変更なく出国が確定しました。

家族との面会
出国までの期間に田舎に帰省して最後の家族団欒の機会を望んでいたのですが、このミャンマーの情勢の中では帰省中に民主派の荒らし者や軍などに因縁をつけられて事件に巻き込まれてしまう可能性もなくはないため、エージェント側の判断で帰省はストップ。家族側にヤンゴンへ会いに来てもらうことで最後の面会となりなりました。

それならば、と僕からのお祝いでヤンゴンに住むミャンマー人が大好物のホットポット(鍋料理)の食べ放題を家族全員に招待し、団欒の機会をプレゼントしました。ミャンマー人が大好きな料理とはいえ、田舎に住んでいるAさんの家族からすると初めて目にする料理。家族分となると大卒の月収分くらいになるため、田舎でその月収以下の収入で日々生活する彼らにとっては人生初めての体験となったようでお腹がパンパンになるまで食事を楽しんだそうです。確かに、高く積み上げられたお皿の数をみると・・・

 

image.jpeg

 

 

僕のサポートも終わります
ひょんなことからスタートした5年間にも渡る日本語指導&サポートですが、8月を最後に終了です。
長かったーーー!!!

「取り敢えず日本語検定5級を勉強してみたら?」とAさんの日本語学校の授業と試験費用を代払いしたところ、朝8時の出勤のため、5時に起きて勉強をし学校へ通い、半年でN5を取得してきました。

「一人の人間の一生を左右する言葉を返した以上、半端な対応をしてはいけない・・・」と、これを機に覚悟を決めて、Aさんが本気で取り組み続ける限りは一度約束した手前、本人が投げ出すようなことがあるまでは向き合い続けるという気持ちで早5年の月日が流れました。

その間、コロナによって語学学校が閉鎖、クーデター発生によって田舎へ半年間の緊急避難とそれによる勉強中断。更には日本企業の撤退による失業、軍による田舎にある実家の土地没収と生活困窮。ほとんど家から出られない勉強生活が数年。そして肝心の面接では10連敗・・・という中で、僕自身も何度も諦めかけたのですが本人だけは希望を捨てずに最後までやり切りました。

5年間は本当に長かったですが、人を育てる難しさを学び僕自身も大きく成長させてもらいました。先に日本へ飛びだっていた先輩方に続いてAさんも現地で活躍してくれると信じています。


ご支援いただいた皆様へ
この度、Aさんのためにご支援くださった皆様、本当にありがとうございました。Aさんの夢を実現するにあたり1番の問題はやはり経済面での不安でした。日本企業の撤退が続き、失業により収入が途絶え、実家の土地が理不尽な形で軍からの没収にあい家畜なども奪われるなど次々と困難が続いていました。

実際、このような形態で仕事を求めて日本へ渡航できる外国人は、それでも現地では比較的裕福な家庭の人々なのです。少なくとも、日本へ渡航できている時点で、試験や面接での合格はもちろん、親戚などからお金を借りて送り出すくらいにはなんとか費用面の壁をクリアできる層になります。(ちなみに金融機関などからお金を借りようとすると金利20−30%は普通で、とてもじゃないですが金融機関から借りて解決ということにはなりませんし、信用もありません)。そして国内の政情不安による国内通貨安とドル高も相まって、難易度は年々上昇しています。

皆様からご支援いただいたお金は、生活費及びエージェントへ支払いに掛かる経費として使用させていただきました。エージェント費用は1500USD(日本円→ミャンマー通貨での支払いだと29万円)。足りない分については、私が一部無償(皆様からご支援いただいた金額以上を責任を持って私が負担)で、一部は有償で無利子で貸し出すという形でカバーしています。こちらは5−10年ほどかけて無理のない計画で返済してもらう予定であります。日本での就業にあたり、面接で折角合格してもこのような理由から皆様からのご支援がなければ決して実現しなかった日本行きでした。

エージェントへの支払い以外でも下記諸々費用が発生しています。
1)ミャンマー国内での介護研修費用(約3万円)
2)渡航各種書類申請(3万円)
3)日本生活向けの靴や服など生活雑貨(3万円)
4)介護研修時の寮費用(1万円)

大卒初任給が約1万円というミャンマーで、これだけのお金を用意できる世帯というのは非常に限られるのです。もし皆さんの生活圏で特定技能や技能実習生という形態で働く外国人を見掛けた際には、そのような背景があって、必死な思いで日本に来て未来を少しでも良くしようと奮闘している彼らの姿にちょっとばかり思いを馳せていただけると幸いです。


最後に・・・
日本に帰国した際に、これまでお世話になったミャンマーへの恩返しの一つとして、クーデーター以前から個人活動として数人のミャンマー人を日本へ送り出してきました。今回のAさんが最後の教え子になります。私も日本へ帰国してもう5年近く経ち日本での生活の方が長くなり、自分なりの恩返しはできたという判断しました。予想外の社会情勢もあり、これまで数人の若者を日本へ送り出すにあたり、個人の出費が合計で250万円は軽く超えている計算になりました。一介のサラリーマンとしてできる限界を超えてしまっていることも理由の一つです。

加えて、僕より若い世代の志ある仲間たちが再びミャンマーに戻り事業を始め、奨学金を含む留学支援や様々な情報提供のサービスを現地で展開しクーデータ直後よりも情報や支援という点では大きな改善を見せており、より広範囲で効果的な支援が可能となっていることも背景になります。

今後も引き続き私が責任を持ってAさんの日本での活動については報告をさせていただきます。暫くはAさんも日本での研修や仕事、生活や文化に慣れることに時間を要するかと思いますので、それが落ち着いてきたタイミングでオンラインでの報告会など検討し皆様への直接的なコミュニケーションの場などを作れればと思っております。

まずは、明日、Aさんとその同僚達はスタッフの同行がないまま、ミャンマーからタイで乗り継いでからの日本への道のり。人生で初めて乗る飛行機の旅。無事に到着できることを祈っています。

リターン

1,500+システム利用料


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感謝の手紙

⚫️本人からの感謝の手紙を写真に撮りメールで送ります

申込数
4
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

3,000+システム利用料


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感謝の手紙+活動レポートを送ります1

⚫️本人からの感謝の手紙を写真に撮りメールで送ります
⚫️活動レポートを送ります(アップデートがあれば不定期に報告)

申込数
15
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

1,500+システム利用料


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感謝の手紙

⚫️本人からの感謝の手紙を写真に撮りメールで送ります

申込数
4
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

3,000+システム利用料


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感謝の手紙+活動レポートを送ります1

⚫️本人からの感謝の手紙を写真に撮りメールで送ります
⚫️活動レポートを送ります(アップデートがあれば不定期に報告)

申込数
15
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月
1 ~ 1/ 8


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