本日最終日。みな様ご支援ありがとうございます。

プロジェクトリーダーの井山慶大です。
これまで本クラウドファンディングを公開しての２ヶ月間、皆様からは多くのご支援と応援のコメントをいただきました。本当にありがとうございました。

本プロジェクトは急性心筋梗塞の患者さんに寄与することはもちろんですが、救急搬送の適正化を目指すものでもあります。
急性心筋梗塞は「胸が痛い（胸痛）」という訴えで救急車を呼ばれる機会が多いですが、実は胸痛を訴える患者さんの約半数は心臓とは無関係の疾患が原因です。しかし、胸が痛いと言われるとどうしても心臓が心配になってしまうもので、そのため地域の心臓を専門とする医療機関のもとには胸痛を訴える患者さんが集中します。また心臓を専門としない医療機関では、胸痛患者さんの受入れに難渋します。
本来であれば胸痛患者さんの約半数は非心臓疾患であるにもかかわらず、心臓を専門とする医療機関に搬送が集中してしまうため、スタッフに過度な負担を強いることになっています。またそのような理由から、同医療機関の入院病床を逼迫する要因にもなっており、次に真に急性心筋梗塞の患者さんの搬送依頼が来た場合でも、入院病床がないため受け入れることができないという本末転倒な状況も危惧されます。

我々の取り組みは、救急救命士の心電図能力向上により、急性心筋梗塞の早期介入につなげることは勿論のこと、搬送先医療機関の選定においても微力ながら貢献できればと考えています。近年、救急車の出動件数は増加の一途をたどる一方で、救急車の台数や救急業務に従事するマンパワーは増えていないという課題があります。したがって出動１件あたりに割く時間や労力の効率化が課題です。本プロジェクトが地域の救急活動の円滑化に寄与し、出動１件あたりの所要時間を短縮することで課題解決に貢献できればと思います。

今回のクラウドファンディングを皮切りに今後も活動をすすめて参りますので、引き続き本プロジェクトを温かく見守ってくださいますと幸いです。