【あと８日！】舞台の現状と、ネクストゴールを目指す理由

 

 

中山の舞台を次の世代に繋げるクラウドファンディングは、たくさんの皆様のご支援をいただき、第一目標の700万円は無事に達成することが出来ました。本当にありがとうございました。

しかしながら、自治会が負担する工事関連費用の全貌はまだ判明しておりませんので、ネクストゴールとして1000万円を設定し、最終日まで挑戦を続けさせていただく事になりました。

 

実際のところ、舞台の現状はどうなってるの？と疑問に思われている方もいらっしゃると思いますので、写真を交えて工事開始から今現在までの経過を追ってみたいと思います。

 

2022年の奉納歌舞伎終了後、早速基礎の一部の解体が行われ、状況を確認すると基礎のズレ、腐食がひどい状況が確認できました。このあたりまでは、まだ想定の範囲内でした。その後、建物の周りに足場が組まれ、本格的な解体工事が始まりました。

 

茅葺屋根の茅を下ろし、四方の瓦も取り外し、土壁と小舞を外し、柱だけの状態にまで解体が進み、状況を確認すると・・・基礎の腐食は予想以上に傷みが激しく、それ以上に深刻だったのはシロアリの被害でした。

深刻なシロアリ害で、使えない梁、柱が多数出てきてここで一旦工事は中断する事態となりました。

 

その後打ち合わせを繰り返し、工事方法の練り直しや追加工事の設計変更などを行い工事を再開したのですが、このあたりから費用の問題が大きくなってきました。

 

準備した資金だけでは足りないかもしれない・・・。

 

役場の教育委員会に相談し、香川県の教育委員会にも繋いでもらって、不足する資金をクラウドファンディングで賄えないか？という話が出たのが3月。それから何度も会合を重ね、皆様ご存じの通り7月3日にクラウドファンディングがスタートしました。

 

この間も工事は進み、基礎の耐震補強工事・梁の補強工事・建物の歪みを補正する工事などを行いました。

 

現在は、基礎の補強工事がほぼ終わり、外面の石垣修復工事が行われています。基礎の工事と建物の歪み補正が完了次第、シロアリ対策の薬剤散布を行い、その後本格的な修復作業を始める予定となっています。

 

ここまで工事が進んだ段階で、さらに想定外の工事が出てくるとは思いたくないのですが、こればかりは工事完了するまでわかりません。これまでも「想定外」は何度もあったので、何もないことを祈りつつも、万一に対する備えも必要と考えています。

 

もし想定外の工事が必要となり、追加費用が発生した場合、国・県・町の補助金が増えることはないので、その費用はそのまま自治会の負担となってしまいます。

 

しかし、すでに中山地区の各世帯からは相応の寄付を頂いており、費用の工面が難しいのが実情です。

そのため、第二目標を1000万円に設定し、8月31日23時の終了までご支援を募ることとなりました。

 

クラウドファンディング終了まであとわずかとなってきていますが、自治会が負担する工事関連費用の全貌が見通せないため、何としても第二目標を達成したいと考えております。

 

残りあとわずかですが、引き続きご支援・ご協力を何卒よろしくお願い致します。