奈良ホテルと奈良女子大学記念館―100年超える時を刻む建物とピアノ

1909年に奈良・高畑の地に開業した「奈良ホテル」は、辰野金吾氏と片岡安氏が手がけた格式ある木造建築で、「関西の迎賓館」として世界中の賓客を迎えてきました。1909年には、奈良女子大学の前身・奈良女子高等師範学校の本館（現・記念館）も竣工しており、両者はともに明治の終わりから大正・昭和・平成、そして令和へと、奈良の文化を見守り続けてきた存在です。
奈良ホテルには、1900年代初頭に製造され、数奇な運命を経て持ち主の元へと戻り、今なお現役の楽器として演奏され、大切にされている歴史的なピアノがあります。かつてアインシュタインが滞在中に演奏したことから「アインシュタインのピアノ」と呼ばれ、宿泊客や観光客に親しまれています。そして、奈良女子大学記念館にも、1909年の創立当時に購入された「百年ピアノ」が今なお受け継がれています。ともに明治の音と佇まいを今に伝える貴重なピアノです。
奈良ホテルと奈良女子大学には、時を超えて人々に愛され続ける「建物」と「ピアノ」という共通点があります。
そんな奈良ホテルさんより、個人向け30万円のご寄附に対するギフトとして、ペアランチ券（メインダイニングルーム「三笠」におけるランチフルコース8,500円相当×2名分、ご利用期間は2026年10月～2027年3月を予定）をご提供いただきました。
奈良ホテルさんも今年度、本館の改修を予定されています。ぜひ、改修後の記念館とあわせて、ともに100年を超える歴史を感じてください。

https://www.narahotel.co.jp/restaurant/mikasa/