天使になったサーヤの物語【残り5日となりました。】

 

神戸のお掃除が行き届いていないお宅から引き取ったサーヤのお話です。

 

お宅に伺った際、この子誰？？？

いつからこのお宅に居たのか？ご婦人に伺っても、ご存じ有りませんでした。

 

まるで影のように潜み、
誰の記憶にも残らぬまま生きてきた子。

 

よだれを垂らし、弱りきった体。
命の危険を感じ、すぐに病院へ。
白血球は5万を超え、
それでも彼女はその危機を乗り越えました。

 

 

 

 

 

ですが、幾度も体調を崩し、入退院を繰り返す日々。

 

 

 

ある日レンくんが同じ部屋に来てから、サーヤの顔が明るくなりました。
サーヤの心はゆっくりとほどけていき、私たちにも心を許してくれる様になったのです。

 

 

 

 

レンが歩けば、そっとその後を追う。
寄り添うように眠り、
その姿はまるで小さな恋人たちのようで、
見ていて意地らしくて、可愛くて・・・

 

 

 

「この幸せが、ずっと続けばいい」
そう願ってましたが、病魔は再び彼女を襲います。

 

 

 

腎不全が急激に進行し、

「もう延命は可哀想〜！」
そう思い、ターミナルケアを選択しました。

 

とうとうお別れが迫って来たね、出来る限り側にいるね！

ですが、少し目を離した隙に、
サーヤは眠るように旅立ってしまいました。

腕に抱いた時には、もう息がなく、でもまだ暖かくて・・・

え？天使になったの？？？

うそ？？

お別れ言えてないよ！！！

最期側にいれなかった悔しさが胸を締めつけました。

 

 

けれども――
苦しまなくて良かった。

 

そう思いほっとしたのも束の間

大きな寂しさが押し寄せ号泣。

 

何度経験しても、怒涛の様に押し寄せる後悔と寂しさ。

 

 

亡くなってからも、レンは変わらず寄り添い続けました。

 

サーヤの首元には、レンの毛をそっと忍ばせました。
「これからもレンくんの心は一緒だよ」

 

 

 

そして棺を彩ったのは、スタッフやお客様から贈られた花々。

サーヤは皆に愛されたから。

 

 

 

短い生涯の中で、
サーヤは人の温もりを知り、
レンくんを好きになり、
幸せを感じてくれ旅立ったなら、私は救われるけど。

 

 

ボランティアと共に貴方の事を思い

一生懸命頑張ったから。

 

 

 

 

サーヤがいた神戸のお宅には、
まだ多くの子たちが残されています。
暗い部屋の片隅で、助けを待っている命たち。

私たちのクラウドファンディングのネクストゴールは、
その神戸のお宅に残る猫たちをすべて引き取り、
安全な場所で暮らせる未来をつくることです。

サーヤが最後に知った “人の優しさ” を、
あの子たちにも届けたい。

どうかサーヤの想いをつなぐために、
そして神戸の猫たちを守るために――
クラウドファンディングへのご支援・応援を
心からお願い申し上げます。

 

支援募集は8月31日(日)の23時までです。

最後の最後まで頑張ります！どうぞよろしくお願いいたします。