オシメをした老猫を保護　飼い主が見つかり一件落着

カフェの外を歩いていた方から
「猫が脱走していませんか？」と声をかけていただきました。

足元にいたのは、見たことのないガリガリの猫。
オムツをしており、飼い猫なのは間違いなく、放っておくことはできず、一旦お預かりすることにしました。

すぐに店内には入れられないため、まずはノミ駆除をしてケージへ。
身体は痩せているのに驚くほど食欲があり、パウチを2つ半ぺろりと完食。
その後は「出して〜！」と元気に鳴くほどのパワーもありました。

警察と保健所へ連絡しなければ...と考えながら、猫が居た入口を消毒していたところ、周囲をキョロキョロしながら歩かれている方を発見。

「もしかして…」と声をかけたところ——ビンゴ！
まさにこの猫を探しておられた方でした。

お話を伺うと、この子は高齢の女性が飼われている猫で、
お風呂のために外から家へホースを入れていたわずかな隙間から脱走してしまったとのこと。

必死に探されていたのは、そのご自宅に訪問しているヘルパーさんでした。

無事に飼い主さんのもとへ返すことができ、一件落着。

ですが、今回の出来事を通してあらためて感じたことがあります。
猫は20年生きます。
高齢の方が猫を迎える際には、ご自身が最後まで元気にお世話できるかどうか——
その点をしっかり考えて迎えていただきたいと思います。

寂しさから思わず迎えてしまうケースもありますが、
「もしもの時、この子はどうなるのか？」
その一歩先まで考えることが、猫の幸せにつながります。

どうか、飼い主様が猫を最期まで看取れる環境でありますように。

今回は無事にスピード解決となり、本当に良かったです。