【お雑煮のあとは…。】

このところめっきり外食しなくなり、元旦の夕暮れ迫る頃、いつもの場末のバーに行った。ここはローカル飯もふんだんに取り揃えており、お金をかけずに腹いっぱいなりたい時の駆け込み寺的存在だ。

ガテラが肉を避けるようになったので、毎日の食卓でなるべく肉を減らそうと努力する妻は、自分が食べたい肉を食べられなくなり欲求不満だったので、今日は肉を食べるぞと意気込んでいた。

食べたかったのはアカベンツと呼ばれる豚肉を焼いたもの。意気込んで注文した。

そしたら数分後「お客さま、恐れ入ります。アカベンツは売り切れてしまって、あいにくございません。」と。

なんとっ！！！！

大変落胆し、今日の私の人生は終わったと思いつつ、そのまま帰るわけにもいかないので、やはり肉関係のボイロを選択。牛肉をコトコト煮込み、あの歯ごたえ抜群の牛肉さえほろっと骨から外せるくらい柔らかくなっている。

というお料理を頼むと、出来上がった後、肉を骨から外す作業を白衣のお兄さんがやってくれる。

ケニアでもそうだが、ニャマチョマと呼ばれるヤギ肉（が一番おいしい）を焼く作業要員も何故かこの白衣着用で、初めて白衣で肉をさばいている人を見た時、何故病院のような恰好をしているのだと思ったが、今はすっかり見慣れてしまった。

このボイロは肉の他にジャガイモ３個、料理用バナナ２本入っていて、もうお腹いっぱいになってしまいました。

というわけで、肉を外してくれる作業をご覧ください。