【未来。】

能登半島地震のことはルワンダのテレビ局も取り上げていて、未だ不明の人や救出されない人のことを伝えている。

そして私たちは画面のこちら側で、ご飯を食べながらその映像を見ている。

この差は一体どこから来るのだろう。

テレビをつければ胸が痛くなるニュースばかりだ。それを見ながらガテラが言う。

「夜、眠りについて、次の朝目が覚めるという保証は何もない。そして朝目覚めて、夜安らかに眠れるという保証もない。一体人は何のために生きているのか。それでも俺たちは生まれた以上生きていかなくてはいけないのだ。」

その言い回しを聞いて、「ああ、全く本当のことをこの人は言っている。生きることに保障なんてないんだ。だから生きなくちゃいけないんだ。」と思う。

この世に生まれた瞬間に、命はすべて「死」という借金を負う。その日に向かって、すべての命は時間を費やしていく。

被災された人たち、飛行機の事故で亡くなった人たち、心の中に辛いことがたくさんあると思う。だけど明日はやってくる。その明日はもしかしたら、今日よりももっと辛い日になるかもしれないけど、それでもいつか前を向ける日が来る。

そう思いながら今日も仕事をしよう。

やまない雨はないし、明けない夜はない。