デジタル化の準備を進めています

お早うございます。松竹大谷図書館の武藤です。

おかげ様で現在59名の方よりご支援をいただき、81万6千円（32％）となっております！

支援者の方に、お名入れの台本のご希望と共に大阪松竹座やご覧になった舞台の想い出をお寄せ頂き、プロジェクト成立への励みになっております。皆さまのお言葉を胸に、スタッフ一同頑張っておりますので、引き続き応援をよろしくお願いいたします！

さて、今回は『松竹座ニュース』デジタル化のための準備作業についてご報告いたします。

デジタル化の作業はプロジェクト成立後に始まりますが、スムーズに作業に入れるように、今からその準備も徐々に進めております。

今回、デジタル撮影前の簡易補修については、株式会社資料保存器材、また撮影については立命館大学アート・リサーチセンターにお願いをしますが、デジタル化の作業を進めるにあたっては、依頼先に全てをお任せするのではなく、資料を所蔵する図書館のスタッフとして責任を持つ上でも、搬出前までに資料の状態や頁数などを一点一点確認してリストアップする作業が必要になります。

『松竹座ニュース』や『松竹座グラヒック』は、簡単なリストは作成していたものの未整理のまま薄紙に包んで収納していました。閲覧のご希望があると、毎回包みを解いてタイトルや巻号表示を確認しながらお出ししていました。
 

今回のデジタル化に向けての確認作業で、一冊一冊資料の詳細な状態を把握する事が出来ました。資料の状態があまりよくないものも含まれておりますが、プロジェクトが成立しましたら、ご支援により補修やデジタル化を行う事で、画像による閲覧も可能となります。

また『松竹座ニュース』には、映画や舞台の広告、映画のラインアップなど様々なチラシが挟み込まれており、それらの資料の確認も必要です。

「本格的銘番組の編成」と、良質なプログラムを謳うチラシ

水谷八重子特別公演のチラシ

大阪松竹座の食堂のチラシ

中には部分的に貼り込まれており、剥がした方がいいのか、それともそのまま撮影した方がいいのか、など資料によって撮影前の簡易補修の依頼に関わる確認も生じて来ます。

ページの上に広告が貼り付けられた部分

こうした確認作業は、日常業務と併行して少しずつ行っておりますが、『松竹座ニュース』については、これからも確認作業で発見した記事など、こちらの活動報告でご報告してまいりますので、ぜひご覧ください。