表現を原動力に「声」をとりもどす!演劇で精神医療を変えたい

支援総額

1,450,000

目標金額 1,200,000円

支援者
149人
募集終了日
2022年10月5日

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2022年10月05日 10:32

【残り12時間】皆様の応援とご支援にありがとうございます。

 


このプロジェクトは、本日23時で終了いたします。のこり時間もわずかになって参りました。
いくつかのアクシデントを越えながら、当日の公演に向けて準備万端に進めていきたいと思います。
チケットのお申込みを検討中のみなさまは、どうぞお急ぎください。

 

「ここは虎の穴やからな」
 

精神科医になったばかりの私に先輩は言った。「ここ」というのは大学病院の精神科病棟。「虎の穴」というのは1960年代末の連載漫画で、テレビアニメとしても放送された「タイガーマスク」に現れる悪役プロレスラーの養成所。主人公の伊達直人は悪役をやめて、虎の穴を裏切り、フェアプレーのレスラーに転ずる。

「ここは虎の穴やからな」と聞いた時は、今からみっちりしごかれる私たち研修医の境遇をユーモアで包んでくれていると思ったが、研修を終えて精神科医として一人立ちしてみると、この言葉があらためて胸に重くのしかかった。強制は当たり前、隔離・拘束をして一人前が業界の隅々にまでいきわたり、それを土台に病院は収益をあげ、医療者の生活が保障される。優れた技術を身につけても結局は患者の人権を侵し、悪徳の片棒を担ぐことになる。フェアプレーに転じた伊達直人は漫画でもアニメでも最終回で、ああはなりたくないと思う破滅的な結末を迎えている。虎の穴から抜け出す魔法はない。どうやったらフェアプレーで生きられるのか。いったん入ってしまった人間はどうしたらいいのか。

私と同じく、実は多くの人が途方に暮れている。2019年に新宿の小さな芝居小屋で上演した本作が再演を続けている理由はそこにあるような気がする。精神医療は良きものであって欲しい。どうにかして解決の道を見つけたい。その願いにこの作品は呼ばれている。どうかこの機会に劇場に足を運んで欲しい。

くるみざわしん/劇作家・精神科医

リターン

1,000+システム利用料


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当事者チケット(10/7用)

10月7日開催分の当事者チケット1枚

申込数
4
在庫数
26
発送完了予定月
2022年10月

1,000+システム利用料


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当事者チケット(10/8用)

10月8日開催分の当事者チケット1枚

申込数
14
在庫数
16
発送完了予定月
2022年10月

1,000+システム利用料


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当事者チケット(10/7用)

10月7日開催分の当事者チケット1枚

申込数
4
在庫数
26
発送完了予定月
2022年10月

1,000+システム利用料


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当事者チケット(10/8用)

10月8日開催分の当事者チケット1枚

申込数
14
在庫数
16
発送完了予定月
2022年10月
1 ~ 1/ 11


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