
支援総額
目標金額 3,000,000円
- 支援者
- 1,626人
- 募集終了日
- 2020年6月30日
テレビ電話面会がSNSでも拡散しています
初めまして、聖隷三方原病院ホスピス科の岡本宗一郎と申します。
今回はテレビ電話の面会支援を広めるクラウドファンディングに関わることになった経緯とSNSで情報が拡散し、何が起こったのかを少し書こうと思います。
新型コロナウイルスが猛威を振るっていた4月、緩和ケア病棟もにわかに騒がしくなってきました。目に見えない感染症との戦いに、自分も病棟も少し浮足立っていたのを覚えています。ちょうど日中の仕事がひと段落し、帰路につこうとしたある夕方にある事件が起きました。緊急事態宣言と病院の面会制限が下されたのです。
それは、いままで緩和ケアが大切にしてきた“人とのつながり”を断ち切りました。いつまでも変わらないと思っていた価値観が、ガラガラと足元から崩れていきました。
緩和ケア領域で語られる言葉に、こんな言葉があります。“Not doing, but being.”これは出来ることがなくなったとしても、ただ傍に居ることがケアになることを言い表しています。家族が傍に居ることは、患者の大きな支えです。しかし、新型コロナウイルス感染症の予防のため、いままでの価値観と真反対な面会制限を課さなければならなくなりました。最期の時間をいかに穏やかに過ごしてもらうか、そこに注力してきた緩和ケア病棟のスタッフにとって、患者と家族の面会を制限することは辛いことでした。そして、僕らは大きな壁にぶつかった瞬間でもありました。
家族に面会制限を告げると、予想通りの反応がありました。面会制限に怒りを表す人、泣き崩れる人。癌が見つかり、治療が出来なくなり、色々なものを諦めてきた患者や家族たちにさらに諦めを迫る、辛さを口にするスタッフは少なくなくありませんでした。これはどうにかしなければ、スタッフも緩和ケアをし続けられなくなると感じました。
何かできることはないか探していると、いくつかの施設でテレビ電話での面会支援を行っていることを知りました。それはと思い立ち、早速タブレットを購入し、プリペイドSIMを準備しました。役に立ちたい、その一心でした。
そして行ったテレビ電話の面会は、実に好評でした。画面に映る家族の顔を見て、語り掛ける患者の笑顔。もう話せないと思っていたようで、涙をうっすら浮かべる人もいました。家族も、元気そうな患者の様子に、安堵されていました。テレビ電話の面会サービスを求めている人がいる。これで救われる人がいる。確信を深めていきました。
そんなとき、廣橋先生から声を掛けていただきました。クラウドファンディングに協力しないか、というお誘いでした。まさ願ったり、叶ったりだした。自施設以外でも困っている人がいるなら、役に立ちたいと思っていたのです。
クラウドファンディングの準備や話し合いを重ね、遂にスタート当日を迎えることが出来ました。SNSでは大きな反響がありました。例えばTwitterでは、廣橋先生のクラウドファンディングへの賛成や協力を示す言葉やリツイートが沢山見受けられました。緩和ケア医だけではなく、一般診療科の医師そして医療従事者、福祉施設の職員、ご遺族、一般の方々からも賛同や温かいコメントいただきました。本当に嬉しい気持ちでいっぱいでした。
さらに嬉しかったことは、緩和ケア病棟以外でもオンライン面会を検討し始めたと知ったことです。こんな相談を受けました。「実は、当院のICUでもオンライン面会の取り組みを始めています。(中略)ICUにあるタブレットを使用して行いたいと、まさに試行錯誤しているところでした。。。なので、(中略)タブレットを使用して面会をされているのか、可能な範囲でお伺いさせて頂くことは可能でしょうか?」すこしアドバイスをさせていただきましたが、緩和ケア病棟だけではなく、どの病棟でも普遍的なケアになる可能性を感じました。
このクラウドファンディングは、終末期病棟への支援を中心に活動を始めましたが、この活動を通して、多くの病院や病棟でテレビ電話での面会支援の輪が拡がってほしいです。これからもご支援のほど、よろしくお願いいたします。
We are with you.
聖隷三方原病院ホスピス科 岡本宗一郎
リターン
10,000円

<リターン不要な方向け>会えないつらさをサポート
活動内容の報告をメールにて行います
※このコースは、リターン費用がかからない分、いただいたご支援金はサービス手数料を除いたすべてを活動内容に充当させていただきます。
※税制上の優遇対象ではありません。
- 申込数
- 445
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年8月
3,000円

活動内容の報告メール
活動内容の報告をメールにて行います
- 申込数
- 845
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年8月
10,000円

<リターン不要な方向け>会えないつらさをサポート
活動内容の報告をメールにて行います
※このコースは、リターン費用がかからない分、いただいたご支援金はサービス手数料を除いたすべてを活動内容に充当させていただきます。
※税制上の優遇対象ではありません。
- 申込数
- 445
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年8月
3,000円

活動内容の報告メール
活動内容の報告をメールにて行います
- 申込数
- 845
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年8月

ぬるぬるのお引越|万博・落合陽一 null²パビリオン次なる場所へ
#ものづくり
- 現在
- 217,047,000円
- 支援者
- 12,313人
- 残り
- 29日

東京国立博物館|価値ある文化財を救い出す。源氏物語図屏風、修理へ
#伝統文化
- 現在
- 59,700,000円
- 寄付者
- 2,854人
- 残り
- 29日

HBOCで発症する男性のがん「前立腺がん」早期発見を目指す臨床研究
- 現在
- 2,925,000円
- 寄付者
- 62人
- 残り
- 28日

貧困・虐待などで親を頼れない若者に伴走支援を|若者おうえん基金
- 現在
- 7,125,000円
- 支援者
- 332人
- 残り
- 6日

入院する子どもたちを笑顔に!ファシリティドッグ育成基金2025
#子ども・教育
- 現在
- 6,843,000円
- 支援者
- 545人
- 残り
- 25日

医療の未来を守り、育てる。膵がん治療の開発・力ある若手外科医の育成
- 現在
- 17,613,000円
- 寄付者
- 350人
- 残り
- 15日

【市販薬の情報を手元へ!】クスリ早見帖プロジェクト
- 総計
- 44人









