殺処分されてしまう引退馬に生きる道を。肥育場の馬たちを救い出したい
殺処分されてしまう引退馬に生きる道を。肥育場の馬たちを救い出したい

支援総額

14,422,000

目標金額 6,300,000円

支援者
1,263人
募集終了日
2021年5月28日

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2022年06月04日 23:44

クラウドファンディング支援者様へご報告を致します。


かなり長い文章になりますが、大事なことですので、ご一読いただけたら幸いです。

とある競走馬のオーナー様より
「愛馬の生きる道を作ってあげてほしい」と、声をかけていただきまして、「リタッチホース」として迎え入れることになりました。
良いことばかりではなく、活動に対する認識の大きな違いによって生まれる心苦しいご意見などを頂戴することもございます。
しかし、その活動が現役競走馬のオーナー様に認められたことによって、今回のお話をいただきました。
それは、私達の活動を信頼してくださった結果であり、本当に嬉しいです。
本来なら手放しで喜びたいところではありますが、私の現状では少し不安があります。
理由は、まだ肥育場から保護をするというクラウドファンディングが終了していないことです。
本来であれば、昨年末には14頭すべての馬を肥育場から保護をする予定でありましたが、コロナの影響が想像以上に大きく、さらに輪をかけるように馬を処分し加工する需要が高まり、馬の値段が過去最大規模で高騰しています。
肥育場の社長の話では「引き取り価格が今までの倍以上になっていて、とても手に入る値段じゃない。競馬場から良心的な値段で買うことができたら連絡するよ。」と言われましたが、なかなか連絡はなく、毎月社長に状況をお聞きしていますが、競馬場の調教師さんも高く買ってくれる業者を選んでいるため、買い取ることができない状況が続いているとのことです。

以前、知人との会話の中で「なぜ買い取ってくれる人がいるのに馬が入ってこないの?」と聞かれたことがありました。
それは多くの方が疑問に思うことだと感じたので、説明をさせていただきます。
今までもそうでしたが、肥育場にいる馬をどんな馬でもいいから買い取るというわけにはいきません。
肥育場にいる馬の多くは、怪我をしている子、脚が曲がっていて人を乗せることが難しい子、酷い悪癖を持っている子、心に深い傷を負って人が近づくだけでも本気で噛んだり蹴ったりしてくるような馬達です。
ほんの数年前までは、競走成績が悪いというだけで屠殺場へ運ばれて行く馬がたくさんいました。
しかし、近年の競馬ブームによって馬の売買が盛んになり、「成績が悪くても怪我をしていなければ買う」という人が大勢現れました。
その結果、健康な状態で肥育場に出される馬はほとんどいなくなり、「訳あり」の馬が肥育場に来るようになりました。

今回のクラウドファンディングの内容は
「肥育場から保護をして、乗馬になるためのリトレーニングをしてから送り出す」
というものです。
そのため、最初から人を乗せることが難しい馬を保護することはできません。
本来ならば、肥育場にいる馬すべてを引き取ってのんびり養老生活を送らせてあげたいですが、それではその馬達に関わる「人」の方が生活できなくなってしまいます。
なので、私達はいつも肥育場で「命の選別」をしなくてはなりません。
私達の立場からすれば、乗馬として生きる道へ繋げられる馬を探さなくてはなりませんが、肥育場の社長からすれば、それでは困ってしまいます。
なぜなら、高騰している馬を自分のところで売っても利益が出ない状況で仕入れることができないからです。
仮に私が社長に「1頭100万円で買います」と言って10頭仕入れたとしても、1頭も引き取れない可能性も十分にあります。
そうなった場合、社長は大きな損害を被ることになります。
「確実に言い値で買ってくれる保証がない限りは仕入れることはできない」
という考えになるのは当然のことです。

少し難しい話にはなってしまいましたが、そのような事情により、肥育場に馬自体が入ってこない状況が続いています。
支援者様の中には「ちゃんと活動をしているのか?」と不安になる方がいらっしゃるかもしれません。
ですが、どれだけ時間がかかろうと、必ず残りの5頭は保護することをお約束致しますので、長い目で見守ってください。

話は戻りますが、クラウドファンディングが完結していない状況の中、リタッチとして馬を引き取ることに懸念を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、それについても私の考えを述べさせていただきたいと思います。
結論から言えば、「肥育場に行く前か後かの違い」になります。
競馬場から直接肥育場に送られる馬がいる一方で、乗馬として生きる道を探したけれども見つからずに送られてくる馬もいます。
実際、大きな保護団体でもお願いをしたら引き受けてくれるわけではありません。
馬房の問題、経費の問題、人材の問題など様々な理由があります。
そして、乗馬界に強力なパイプがない場合、いきなり「うちの馬を引き取って欲しい」と言っても門前払いされることが多いです。
そして、乗馬クラブにも知り合いがいない、保護団体も枠がない、となると泣く泣く不本意ながらも手放すしかない、という方もいらっしゃいます。
今回お話をいただいたオーナー様に対してズケズケと話を聞くようなことはしていませんが、「愛馬にちゃんとした生きる道を作ってあげたい」という思いで声をかけてくださったことは間違いありません。
ここで断ってしまったら、行き場が見つからなくて最悪の結果になってしまうことも考えられます。
なので、私はリタッチとして引き受けさせていただきました。
幸い、クラウドファンディングの完結が遅延していたことで、リタッチの会員様も増え、入会金や月会費が貯まっているので、金銭的に問題なく受け入れることができました。

そのような想いや事情の上で、クラウドファンディング完結前にリタッチとして活動をさせていただいたことを支援者の皆様にはご理解いただきたく思います。
重複致しますが、クラウドファンディングとして残りの5頭も必ず保護致します。
それと同時に、今回のように愛馬の生きる道を見つけようとしているオーナー様や行き場を失くした馬をリタッチとして保護することも平行していきます。
随時ご報告を致しますので、今後とも温かく見守ってください。
よろしくお願い致します。

※写真はリタッチホースとして受け入れた子です

リターン

3,000


【3千円】肥育場から1頭でも多く馬を救い出すために。全力応援コース

【3千円】肥育場から1頭でも多く馬を救い出すために。全力応援コース

・お礼のメール
・活動レポート

こちらのコースはリターンにコストがかからないため、ご支援いただいた資金のうち手数料を差し引いた全額をプロジェクトのために活用させていただきます。

申込数
779
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

10,000


【1万円】肥育場から1頭でも多く馬を救い出すために。全力応援コース

【1万円】肥育場から1頭でも多く馬を救い出すために。全力応援コース

・お礼のメール
・活動レポート
・サンクスビデオメッセージ

こちらのコースはリターンにコストがかからないため、ご支援いただいた資金のうち手数料を差し引いた全額をプロジェクトのために活用させていただきます。

サンクスビデオメッセージでは、救い出した馬たちが引退馬の森で過ごしている様子をビデオにおさめてデータにて送付します。

申込数
405
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

3,000


【3千円】肥育場から1頭でも多く馬を救い出すために。全力応援コース

【3千円】肥育場から1頭でも多く馬を救い出すために。全力応援コース

・お礼のメール
・活動レポート

こちらのコースはリターンにコストがかからないため、ご支援いただいた資金のうち手数料を差し引いた全額をプロジェクトのために活用させていただきます。

申込数
779
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

10,000


【1万円】肥育場から1頭でも多く馬を救い出すために。全力応援コース

【1万円】肥育場から1頭でも多く馬を救い出すために。全力応援コース

・お礼のメール
・活動レポート
・サンクスビデオメッセージ

こちらのコースはリターンにコストがかからないため、ご支援いただいた資金のうち手数料を差し引いた全額をプロジェクトのために活用させていただきます。

サンクスビデオメッセージでは、救い出した馬たちが引退馬の森で過ごしている様子をビデオにおさめてデータにて送付します。

申込数
405
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月
1 ~ 1/ 15


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