新たに仲間入りした４頭

クラウドファンディング終了後初となる投稿になりますが、今までと変わらずに投稿を続けていきますので、今後ともよろしくお願い致します。

さて、今回の肥育場での引き取りはまたしても雨でした。
強い雨が降っていたためなのか、霧煙るような状況の中での引き取りでした。
久しぶりの肥育場でしたが、今回はいつもより多くの馬たちが牧場にいました。
社長に聞いたところ、「中央競馬の未勝利戦が終わって地方競馬にたくさんの馬が移籍したことで、勝てない馬の多くが入れ替えで出されたから依頼が増えた」とのことでした。

中央競馬では毎年3歳の夏までに1度も勝てなかった馬は実質の引退勧告を受けます。
中央競馬で勝つということはとても大変なため、勝てずに去らなくてはならない馬が毎年たくさん出てきます。
さらに地方競馬の下のクラスでも勝てない馬が、中央競馬から移籍してきた馬と入れ替えに去ることも毎年起こる出来事です。
毎年のこととはいえ、この時期は色々と考えさせられます……

いつも通り野口さんに馬体のチェックをしていただき、その中で４頭の馬を保護することができました。
肥育場の馬運車は1度に2頭乗せられるため、2回に分けて乗せましたが、今回は今までで一番スムーズに乗ってくれました。
しかし、乗せ替えの際に別の馬運車に乗り替わることを怖がり、足が震えながら嫌がる子がいました。
すると、野口さんが颯爽と馬運車の中に入り、馬を落ち着かせながら誘導したことで、安心して移動してくれました。
「馬を引く」ということも技術が必要なことなのだと、野口さんの何気ない行動の中から教えられました。
そして、無事に乗せ替えも完了して肥育場を後にしました。

それぞれの馬達のことは順次投稿していきたいと思いますので、引き続きよろしくお願い致します。