殺処分されてしまう引退馬に生きる道を。肥育場の馬たちを救い出したい
殺処分されてしまう引退馬に生きる道を。肥育場の馬たちを救い出したい

支援総額

14,422,000

目標金額 6,300,000円

支援者
1,263人
募集終了日
2021年5月28日

    https://readyfor.jp/projects/panther01?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note
2023年12月22日 11:56

馬との向き合い方

皆様、ご無沙汰しております。

こちらへの投稿はどうしようかと思ったのですが、レディフォーより日記のように使ってもらって良いとのことでしたので、保護活動に関することは投稿することにしました。

今後も不定期になるかと思いますが、改めましてよろしくお願い致します。

 

前回の投稿以降も馬に関することで信じられないような出来事が続き、対応と今後の対策に走り回っていました。

同時に親身に応援してくださった方々へ挨拶回りに行くこともしていました。

一段落した時に「自分が今後馬に対してどのようにしていきたいのか」と考え、その時に思い浮かんだのが、沖縄で保護牧場を運営されている下村エリザベス夫妻のことでした。

エリザベスさん(エリー)は沖縄で「ホースガーデンちゅらん」という沖縄初の引退競走馬の保護牧場を運営されています。

牧場が完成直後にコウエイワンマンとスパークルメノウを引き取っていただき、それ以降もずっと人馬共にお世話になっています。

以前から自分でも最低限の馬の管理ができるようになりたいと思っていたので、研修に行かせて欲しいとお願いをしたらエリー夫妻は「ぜひ来てください!いつでも大歓迎ですよ!」とおっしゃっていただき、沖縄に行くことにしました。

 

最寄りのインターまでエリーが迎えに来てくれたのですが、数年ぶりの再会でも久しぶりに感じることなく自然に話をすることができました。

馬の世界では、お金や利害関係が成り立っていないと付き合いをさせてもらえない人が非常に多く、とても悲しい思いをすることばかりです。

しかし、エリー達はそのようなことを抜きにいつでも良い関係を続けてくれるので、それがとても嬉しいです。

ちゅらんに到着すると、夫の渉さん(ハルク)が出迎えてくれました。

「あ~、ども~!」

と、一見強面な見た目と緩い口調が良い味を出しています。

前回来たのはコロナ前だったので久しぶりでしたが、開業当初に比べると設備も充実してキレイになっていました。

話を聞くと、毎日のように米軍基地の人達がボランティアで色々なお手伝いをしてくれているそうで、何かトラブルがあった時も修理など力を貸してくれているとのことです。

それも下村夫妻の人柄によるものだと感じます。

 

馬や他の動物達に軽く挨拶をさせてもらい、早速着替えて牧場の手伝いをさせてもらいました。

基本となる馬房掃除ですが、ボロ取りにしても施設によってやり方や考え方も違います。

下村夫妻は色々な馬の施設で経験を積んできているので、良いことも悪いこともたくさん知っています。

なので、私の今までの体験談や今後の希望を話したら

「馬を触ったことがない素人さんに教えるつもりで一から教えますね」

と言ってくださいました。

私の経験上、馬の世界では「見て覚えろ」ということが多く、丁寧に一から教えてくれる場所は非常に珍しいです。

そのため、下村夫妻の何気ない言葉に優しさを感じました。

初日は馬房掃除、放牧地の掃除、エサ、牧場の締め作業などを教えてもらって終了となりました。

その後、歓迎会を開いてくれるとのことで、下村夫妻と開業当初からボランティアに来ているA君と食事をしてきました。

たまに連絡は取っていましたが直接会うのは約3年ぶりだったようで、お互いに知っているようで知らなかった話題が次から次へと出てきて、楽しい話題から辛かったことなど様々な話をしました。

 

ちゅらんでは台風被害にあって牧場が半壊してしまったこと、それを知った米軍基地の人達が雨が降っているにも関わらず、ボランティアで大勢牧場に来て撤去作業、修理、動物達の世話をしてくれたこともあったそうです。

そして、SNSで牧場の様子を投稿すると全国から動物達のエサや支援物資などが送られてきたそうです。

「その時のことを思い出すと、奇跡的に動物達が無傷だったことと、多くの人への感謝で今でも泣きそうになる」

と、エリーは感慨深げに話してくれました。

そして、「トラブルが起きて急にお金が必要になった時に、自分達の力で対処できるようになるために色々と考えていきたい」とも言っていました。

 

今まで馬に関わらず、大きな保護団体の代表と話をさせていただいたことがありましたが、私が感じた共通点は「保護した子達を守るためには稼がないといけない」という考えを持っていることだと感じていました。

「保護団体が利益を出して運営している」と聞くと、未だに否定的なことを言う人がいますが、お金が無ければ怪我や病気の際に獣医さんにも診てもらえませんし、施設の老朽化で建物が崩れるようなことばあれば、そこで暮らす動物の命の危険にも繋がります。

そして、馬はエサ代なども非常にお金がかかるため、管理できなくなった場合のほとんどは肥育場に売られて肉にされることにもなります。

そうならないためにもSNSで心無い言葉を浴びせられながらも情報発信し続ける人達を尊敬していますし、いつかは自分もそうなりたいと思っています。

ちゅらんを立ち上げる際にエリー達も多くの困難に立ち向かい、肉体的にも精神的にも疲弊し切った状態でやり遂げ、今のところまで牧場を存続させてきました。

エリー達は言いませんが、牧場の運営が楽なものでないことは私でもわかります。

本当に馬をはじめとした動物達を愛し、身を削って家族一丸となって頑張っている下村夫妻には自分達の生活を安定させ、これからも行き場の無い動物達を保護できるような未来を期待したいです。

 

とても内容の濃い研修で色々と書きたいことがあるので、何回かに分けて投稿していきたいと思います。

次回は牧場の仲間たちのことや研修内容についても投稿していきたいと思います。

リターン

3,000


【3千円】肥育場から1頭でも多く馬を救い出すために。全力応援コース

【3千円】肥育場から1頭でも多く馬を救い出すために。全力応援コース

・お礼のメール
・活動レポート

こちらのコースはリターンにコストがかからないため、ご支援いただいた資金のうち手数料を差し引いた全額をプロジェクトのために活用させていただきます。

申込数
779
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

10,000


【1万円】肥育場から1頭でも多く馬を救い出すために。全力応援コース

【1万円】肥育場から1頭でも多く馬を救い出すために。全力応援コース

・お礼のメール
・活動レポート
・サンクスビデオメッセージ

こちらのコースはリターンにコストがかからないため、ご支援いただいた資金のうち手数料を差し引いた全額をプロジェクトのために活用させていただきます。

サンクスビデオメッセージでは、救い出した馬たちが引退馬の森で過ごしている様子をビデオにおさめてデータにて送付します。

申込数
405
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

3,000


【3千円】肥育場から1頭でも多く馬を救い出すために。全力応援コース

【3千円】肥育場から1頭でも多く馬を救い出すために。全力応援コース

・お礼のメール
・活動レポート

こちらのコースはリターンにコストがかからないため、ご支援いただいた資金のうち手数料を差し引いた全額をプロジェクトのために活用させていただきます。

申込数
779
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

10,000


【1万円】肥育場から1頭でも多く馬を救い出すために。全力応援コース

【1万円】肥育場から1頭でも多く馬を救い出すために。全力応援コース

・お礼のメール
・活動レポート
・サンクスビデオメッセージ

こちらのコースはリターンにコストがかからないため、ご支援いただいた資金のうち手数料を差し引いた全額をプロジェクトのために活用させていただきます。

サンクスビデオメッセージでは、救い出した馬たちが引退馬の森で過ごしている様子をビデオにおさめてデータにて送付します。

申込数
405
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月
1 ~ 1/ 15


最近見たプロジェクト

もっと見る

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る