音楽と戦争

今朝の朝ドラ「エール」。自分の歌が多くの方々を戦争に巻き込んだことの責任から、ただ茫然とするゆういちが描かれていました。音楽は心を動かせる。それはいい意味でも、悪い意味でも。ヒトラーが聴衆の前に現れる時、ワーグナーが流されました。もし自分が戦中に生きた作曲家だったらどう行動したのだろうかと考えてしまいます。今回ミュージカルの中で使う「詫間海軍航空隊特攻隊員へのレクイエム」という曲を作りました。これまで作ってきたミュージカルの戦争シーンでは爆弾や爆撃の音が鳴り響く激しい最期の音楽を書きましたが、今回は穏やかな鎮魂歌を書きました。特攻隊の皆様、心安らかにお眠りくださいという気持ちがわいてきたのです。クラウドファウンディングにご支援いただきました皆様と共に、祈りたいと思います。