輪厚ヴィンヤード栽培品種⑤オーセロワ

輪厚ヴィンヤード栽培担当の家島です。

すでに植えられている品種紹介の5つ目です。

今回紹介するのは、オーセロワ（Auxerrois）です。

 

 

「世界葡萄大事典」の総評は以下。

 

【冷涼な気候条件下で有用な低い酸度の品種】

 

ピノ・ノワールの子どもの品種のうちの１つで、
シャルドネやアリゴテなどの姉妹品種にあたる存在。

アルザスなどではピノ・オーセロワと呼ばれる。

 

 

前掲書より特徴を引用すると、

 

【ワインは比較的ニュートラルなものになる傾向があり、

　酸味が弱く、冷涼な気候条件下で

　その特性に価値が出る性質を有している。

　収量を抑制すると、蜂蜜の趣をもつリッチなワインになる。】

 

 

秋植えによる生存率は200本中の124株。
自分で苗立てをしていないとこの損耗率は受け入れられないだろう。

 

 

なおかつ春先はグッと伸びたが、夏前から伸長にブレーキがかかる。

苗木段階で風通しも良かったが、病気のダメージか。

 

 

ワインにしたときの魅力はかなり高いと個人的に思っているので、
少なくとも一部はこの品種を残していきたいと考えている。

ピノ・ノワールと同じ本数を残すかは要・検討。