
支援総額
目標金額 3,000,000円
- 支援者
- 249人
- 募集終了日
- 2020年10月30日
「Piece of Syriaの原点をたどる15年ぶりのシリア再訪」ニュースレター(全8回)のご案内
こんにちは、Piece of Syria代表の中野貴行です。
日頃より私たちの活動を応援いただき、ありがとうございます。
今年4月、私は15年ぶりにシリアの地に足を踏み入れることができました。
そこで見たこと、感じたこと、そしてこの9年間の活動を通して積み重ねてきた想いを、
少しずつ綴る全8回の訪問記シリーズを始めます。
そこで、一人でも多くの方に届けたいと思い、第1回「小学生の夢から始まった僕の国際協力 / 15年ぶりのシリア訪問記 #1」を掲載させていただきます。
第2回以降は下記にて掲載していきますので、よろしくお願いいたします。
① 2025年のクラウドファンディングの「活動報告」で読む
https://readyfor.jp/projects/syria2025/announcements
②ニュースレターのご登録
https://piece-of-syria.org/news/info/newsletter_mail.html
<直接お話ししたい方へ>
10月30日(木)20:00〜オンライン活動説明会を開催します。
シリアの今、そして未来について語り合いましょう。
【詳細・申込】 https://syria-20251030.peatix.com/

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さて、第一回目の今日は、僕が国際協力の活動を始めた経緯についてお話をさせていただきます。
●世界を平和にしたい。けど、どうすればいいか分からない。
僕が国際協力に関わりたい、と思ったのは小学生の時でした。
きっかけは、アフリカの飢餓についての記事で、ガリガリに痩せ細った子どもの写真を見たことです。
「僕がご飯を残せるけれど、世界ではご飯が食べられない子どもたちがいるんだ」と知り、子ども心ながら「何かしたい」と考えて、小学校の卒業文集に「戦争や飢餓を止めて、世界を平和にしたい」という夢を書きました。
自分のことながら、なんてデカいことを書いたんだ、と驚きます。
でも、僕は友達作りが下手で、自分に自信もなく、自分の笑顔も嫌いでした。小学校の時の夢は忘れていき、「どうせ夢なんて叶わない」と思うようになっていったのです。
ですが、将来の進路を考えないといけなくなったときに、やりたいことが見つからない、と思いながらも、小学校の時の夢を思い出したんです。
「世界を平和にしたい」って。
けれど、どうすれば良いか分かりません。どんな勉強をして、どんな能力があればできるか、だなんて、教科書にも書いていませんでした。再び、途方に暮れてしまいます。

●行ってみないと分からない。踏み出した一歩で見えたこと
とりあえず「英語を学ぼう」「世界情勢を知ろう」という、ざっくりとした方向性だけで大学を選びました。ですが、大学に入って色んな本を読めば読むほど、どうすればいいか分からなくなっていきました。
国際協力の専門家になるために英語以外にも言語を学んだほうがよさそうだ。
国際協力の活動が、結果的に現地でマイナスの影響が起きてしまったことがある。
在学中に、9.11が起き、イラク戦争が起き、国連も国際法が戦争を止められない。
ますます、ちっぽけな自分にできることなんて何もないような気がしてきました。
在学中、なんとか英語の日常会話程度はできるようになり、海外との取引もある貿易会社に就職先も決まりました。そこで夏休みに、中東へのバックパッカーに向かいます。友人のいるトルコと、ピラミッドを見るためにエジプトへ。
トルコとエジプトを結ぶ航空券が高かった、という理由で、陸路を選択し、イラク戦争が起きている隣の国のシリアも通りました。「大丈夫だろうか?」という不安を吹き飛ばすほど、人々は優しく、治安が良くて驚きました。
バスを待っていたら、売り物のはずのお茶を「飲んでいけ!」ってご馳走してくれたり、商店街を歩いていたら、椅子に座らされてアラビア語で質問責めを受け、あたふたしてたら小学生が英語で通訳をしてくれて、「おー!日本から来てくれたのか!」と歓迎してもらったり、世界にはこんなにあったかい国があるんだ!と驚きました。
●笑顔だけではまだ、成果ではない
就職直前に、もう一度、海外に行きたいと思い、今度はフィリピン支援NGOが企画するスタディツアーに参加しました。スタディツアーとは、単なる観光ではなく、NGOなどが活動する現場を訪れ、体験学習を通じて現地の事情や相互理解を深めることを目的としたツアーです。その旅で、僕の人生観は大きく変わりました。
「笑顔は貧困のモノサシにはならないんだよ」
と、現地で長く働いていらっしゃる日本人スタッフが教えてくれた言葉があります。当時「途上国の子どもたちは、日本の子どもたちよりも笑顔が輝いている」と言った話がよくありました。
ですが、彼は「滅多に来ない外国人が来たんだから、彼らも笑うよ。それに、過酷な環境の中でも、それが日常なんだから笑うのも当然だ。でも、身近に病気があり、病院も学校にも行けず、仕事もなく、将来に明るい希望を持てない現実がここにある。それは笑顔とは関係ない」と。
見ている風景だけでは気付けない、長く関わることでしか見えないことがあることを知りました。

● 世界を変えるのは、いつもたった一人から
僕を変えたもう一人は、そのフィリピン支援NGOの活動で、コミュニティーリーダーとして働く女性でした。
「私はシングルマザーで、自分には何もできないと思っていた。でも、ここでNGOが活動して、仕事をして、できることが増えていって、今はコミュニティーをどう良くできるか、って考えるようになったのよ」
と、彼女は教えてくれました。
当時の僕は、大きな組織に入らない限り、世界は良くできないとさえ思っていたのですが、「一人を変えることのチカラと価値」に気付かされました。
自分が全てをやらなくたって良い。
一人が変われば、少しずつ世界も変わっていく。
それなら、僕ができることもあるかもしれない、と思えるようになりました。
●僕の愛したシリアの村が戦場になった
フィリピンから帰って就職をし、働きながらも「国際協力の道をいつか」と考えていた中で「青年海外協力隊」に行くことを決めました。向かったのはシリアです。
不安だったアラビア語も、人々の優しさのおかげで毎日が、授業のように常に誰かに話しかけられ、誰かの家に招待され、誰かの家でご飯を食べて、少しずつ上達していきました。
「全てを変える」ではなく、目の前の人との時間を大切にしながら、たくさんのことを教えてもらいながら、シリアという国が、そこに住む人たちが大好きになる日々でした。
2010年3月、2年間の任期を終えて日本に帰りました。僕にとって「第二の家族」と思える人たちが出来て、彼らに「また、必ず帰ってくるね!」と約束して。
しかし、2011年3月、シリアで戦争が始まりました。
ニュースで見るシリアは僕が過ごしたシリアとはかけ離れたものです。
画面で見る惨状に、居ても立ってもいられないのですが、でも戦地に行くことはできません。
そんな中、私が暮らしていた、第二の家族が住む村が戦場になったことを知ります。
何度も訪れた小学校の校庭は、ISによって占領され、処刑場になりました。
「まずは自分の目で確かめないと」と思い、2015年、僕は中東に向かうことを決めました。そこには、報道だけでは見えなかった、たくさんの事実がありました。
次回の記事では、Piece of Syriaを立ち上げていく物語についてお伝えします。どうぞお楽しみに!
お読みいただき、ありがとうございました!
Piece of Syria
中野 貴行
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2025年のクラウドファンディングはこちらから ⬇️
リターン
1,000円
感謝の気持を込めたお礼のメールをお送りします!(追加:10月30日)
●お礼のメッセージ
お一人でも多くの方と一緒に、シリアの未来を応援できれば、と思い、新しく1000円でご参加いただけるリターンを設けました。
感謝の気持ちを込めて、お礼のメッセージをお送りさせていただきます。
- 申込数
- 17
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年4月
10,000円

【プロジェクトを全力で応援!】1口=1人の子どもが1年間教育を受けられます
●Facebookの支援者コミュニティにご招待
●お礼のメッセージと報告書(郵送)
●オンライン報告会ご招待(現地NGO代表ウサマ出演)
●Zoomに使えるオリジナル背景画像
★2口以上のご支援も歓迎です!経費を除いた全額をシリアの子どもたちのために大切に使わせていただきます。
★支援者コミュニティ:現地の子どもが遊んでる動画の限定公開、スタッフと支援者さん同士の交流会などを予定しています。
★オンライン報告会:トルコ在住からシリア国内への支援を実施するパートナーNGO代表ウサマとオンラインで報告会を実施します(アーカイブ有)。シリアの子どもたちの授業の様子や、子ども達からの感謝のメッセージを動画でお届けします。
- 申込数
- 122
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年4月
1,000円
感謝の気持を込めたお礼のメールをお送りします!(追加:10月30日)
●お礼のメッセージ
お一人でも多くの方と一緒に、シリアの未来を応援できれば、と思い、新しく1000円でご参加いただけるリターンを設けました。
感謝の気持ちを込めて、お礼のメッセージをお送りさせていただきます。
- 申込数
- 17
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年4月
10,000円

【プロジェクトを全力で応援!】1口=1人の子どもが1年間教育を受けられます
●Facebookの支援者コミュニティにご招待
●お礼のメッセージと報告書(郵送)
●オンライン報告会ご招待(現地NGO代表ウサマ出演)
●Zoomに使えるオリジナル背景画像
★2口以上のご支援も歓迎です!経費を除いた全額をシリアの子どもたちのために大切に使わせていただきます。
★支援者コミュニティ:現地の子どもが遊んでる動画の限定公開、スタッフと支援者さん同士の交流会などを予定しています。
★オンライン報告会:トルコ在住からシリア国内への支援を実施するパートナーNGO代表ウサマとオンラインで報告会を実施します(アーカイブ有)。シリアの子どもたちの授業の様子や、子ども達からの感謝のメッセージを動画でお届けします。
- 申込数
- 122
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年4月

児童労働をゼロに!都市へ働きに出される子どもを地方部で防ぐ
- 現在
- 2,706,000円
- 支援者
- 203人
- 残り
- 2日

ぬるぬるのお引越|万博・落合陽一 null²パビリオン次なる場所へ
#ものづくり
- 現在
- 216,929,000円
- 支援者
- 12,303人
- 残り
- 29日

貧困・虐待などで親を頼れない若者に伴走支援を|若者おうえん基金
- 現在
- 7,125,000円
- 支援者
- 332人
- 残り
- 6日

たんぽぽの里サポーター募集中!保護活動に必要な費用にご支援を
- 総計
- 122人

貧困・困窮状態にある若者の「実費」を肩代わり!継続支援のお願い
- 総計
- 77人

【緊急支援|大分市 大規模火災へのご支援を】
#医療・福祉
- 現在
- 2,500,000円
- 寄付者
- 299人
- 残り
- 41日

奨学金の原資が不足しています│未来応援奨学金にいがた2025
- 現在
- 1,729,000円
- 支援者
- 90人
- 残り
- 29日
防災計画を作りながら、街の経済を力強くしたい
- 支援総額
- 0円
- 支援者
- 0人
- 終了日
- 1/31
食料危機から一人でも多くの子どもの命を守りたい!
- 寄付総額
- 110,000円
- 寄付者
- 12人
- 終了日
- 10/31

ミャンマーのロヒンギャ難民の人々に緊急食糧支援をしたい!
- 支援総額
- 212,000円
- 支援者
- 42人
- 終了日
- 3/21

五島列島久賀島に、潜伏キリシタン達の歴史を紡ぐ場所を!
- 支援総額
- 1,058,000円
- 支援者
- 31人
- 終了日
- 6/27

安心して結婚式を!LGBT専用ウエディングポータルサイト開設
- 支援総額
- 1,305,000円
- 支援者
- 117人
- 終了日
- 3/31

あわねこサポーター ~保護猫園児の医療費のご支援を~
- 総計
- 94人
【令和3年8月豪雨】被災地に緊急支援を
- 寄付総額
- 126,000円
- 寄付者
- 19人
- 終了日
- 9/16










