コロナ禍でも子どもたちに学ぶ場を。インドの無償の学校からのヘルプ

支援総額

3,009,000

目標金額 2,200,000円

支援者
309人
募集終了日
2021年1月21日

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2021年01月02日 20:53

女の子が学べるように私たちができることを。

明けましておめでとうございます。みなさまのお陰で無事に新年を迎えることができました。

 

明けましておめでとうございます。

今日は女の子、女性が学び続けることの難しさについてと、その環境を改善するために私たちが行っている活動について書きます。

 

村に住む女の子の生活

 

村に住む女の子達は小学校を卒業すると、中学高校へ進み勉強を続ける事が難しくなります。理由は学費や交通費など費用の問題もありますが、女性の結婚適齢期とされる年齢が16,17歳と若いこともあります。貧しい村ではまだ13歳位の女の子でも結婚していきます。村には小学校は公立私立含めいくつもありますが、中高等学校となると公立私立共になく、ブッダガヤの町にある公立学校まで通わなければなりません。

 

私たちの住むスジャータ村よりさらに奥にある村々は町まで歩いて1時間以上かかります。村と村の間にお釈迦様が沐浴をした川としても有名なファルグ川があります。ブッダガヤとスジャータ村の間にあるファルグ川(ニランジャナ川)には橋がありますが、奥の村には橋がありません。雨季になるといままで歩いて渡っていた川に水が満ちて川を歩けなくなり、徒歩では通えない距離になります。辛うじて、自転車で通える距離だとしても、強姦事件にあわないかと心配されるご両親が多く学校に行くより家の手伝いをしているほうが安全だと考えるようになります。

 

女性は携帯電話も持てない

 

この辺りは「女の子」に限らず「既婚女性」でさえも携帯電話は持っていません。もし、誰かのスマホからでもSNSに娘さんや妹、姉の写真がでていたら大問題になります。家族、親戚も非難し、厳しく叱ります。しかし、男の子はスマホも持てSNSには自撮り写真がたくさんアップされています。自由に外出して遊ぶこともできます。女の子が10代半ばになると、小さい頃から知っている男友達と道で会って話したり、バイクの後ろに乗せてもらうだけでも「悪行」とされます。Tシャツやジーンズを履いている女子を「素行が良くない」と悪い噂がたちます。そして親御さんたちはこのような噂を「良い嫁ぎ先がみつからなくなる」と、とても恐れます。

 

女の子が生まれると

 

女の子は小さい頃から、「良い相手(家)と結婚できるように」と家事を手伝うことが優先されます。女性側が支払う高額の「持参金」も今でも大きな問題です。持参金を用意するために土地を売る人が多くいますが、土地を持たない人々にとっては非常に苦しい問題となります。そのため、女の子が誕生することを喜べない家庭もまだ多く存在しているのです。インドでは「女児堕胎」という女児であることを理由に中絶する習慣が後を絶たないそうです。出生前の性別判定テストは法律で禁止されていますが、こうした習慣は消えずに残っています。悲しいことに男の子と違い女の子は家族にとっての「負担」と考えられている傾向がまだ残っているのです。

 

プレマメッタスクールの卒業生の女の子

 

私がはじめてプレマメッタスクールを訪問した時に在籍していた女子生徒がいます。とても活発で明るい女の子でした。

左側の女の子。

お父さんを病気で亡くし、お母さんとお兄さんとで生活していました。女性が離婚することや再婚することは非常に難しく、母子家庭の生活も困難が多いのがインドです。プレマメッタスクールの「チャイルドスポンサーシッププログラム」で彼女を支援し、卒業してからも公立の中学校に通っていました。良く学校に会いに来てくれ、一緒にお裁縫の練習をしたりしました。中学を卒業する時「高校で勉強を続けたいが、母が私を高校まで通わせる予定でいなかったので進学できない」と相談に来ました。引き続きプレマメッタスクールで高校進学にかかる費用や学費をサポートすることをお母さまに伝えてもらったところ、高校にも通えることになり勉強を続けていました。

 

「将来はフライトアテンダントになりたい。デリーに試験を受けに行く」と言っていた彼女ですが、突然結婚をすることになり先月村を離れ遠い地へ嫁いでいきました。色々な事情があったと思いますが、お兄さんが結婚することが決まり持参金を受け取ったので、その持参金で彼女が結婚できたという話を聞きました。先月彼女の結婚式があり、彼女が実家から出た2日後にお兄さんの結婚式がありました。

私は彼女が結婚をすると聞いた時とても「残念」に感じました。まだ16歳か17歳ですし、夢を語っていた時の笑顔が思い出され悔しい気持ちにもなりました。私がそのことを夫でありプレマメッタスクールの設立者であるアヌープ・クマールに話すと「彼女は幸せ者だよ。お父さんがいない家の子は結婚をすることは難しいんだ。あんなに盛大な結婚式をしてもらえたのは幸せなんだよ。村の生活はこれが現実。都会とは違うんだ。」と言われ、つい日本の感覚で物事をとらえてしまう癖がまだあることに気づきました。今はとにかく彼女のこれからの幸せを願っています。

 

女性が学び続けられるように

 

女の子や女性の生活がどのようなものか周辺の村を調査しました。その結果いまのお母さん世代は学校で勉強をしたことが無い人がほとんどでしたが「自分は学校に行けなかったから娘は学校に行かせたい」、「いまから自分が勉強をしたい」と希望する女性が多くいることがわかりました。そこで、周辺の村の女性が安全に通学できる場所を調べ、ブッダガヤから徒歩約1時間40分、車で40分位に位置する村に女の子が学べる「専門高等学校 カレッジスクール」を現在建築しています。今年の春に開校予定です。

※プレマメッタスクールの長年の夢でもあるこのプロジェクトが実行できたのは日本の一般社団法人RRエナジー研究所さまのご協力により可能になりました。

 

建築中の学校校舎

現在校舎を建設しつつ、カレッジとしての認可を受ける準備をしています。ロックダウンでインドはたくさんの人が職を失いましたが、建築業は早い段階から規制が緩和され、許可をとり昨年の春に建築に着手しました。この時期に村の人たちに働く場所を提供できたことも喜ばれ有難かったです。

 

何事もすぐに変化させることはできませんが、土地を耕し、種をまき育ていくように時間をかけて、いつか大きな変化となること願っています。

 

クラウドファンディングの挑戦も残り19日となりました。ネクストゴールの達成に向けて今日からの日々も頑張ります。今年もよろしくお願いします。

 

 

 

リターン

3,000


【お気持ちコース】

【お気持ちコース】

・感謝の気持ちを込めて、サンクスメールをお送りします。

申込数
193
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年1月

10,000


【子どもたちの学び舎を守る!サポーターコース】1万円

【子どもたちの学び舎を守る!サポーターコース】1万円

・フォトレポート(PDF) 

・感謝の気持ちを込めて、サンクスメールをお送りします。



申込数
81
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月

3,000


【お気持ちコース】

【お気持ちコース】

・感謝の気持ちを込めて、サンクスメールをお送りします。

申込数
193
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年1月

10,000


【子どもたちの学び舎を守る!サポーターコース】1万円

【子どもたちの学び舎を守る!サポーターコース】1万円

・フォトレポート(PDF) 

・感謝の気持ちを込めて、サンクスメールをお送りします。



申込数
81
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月
1 ~ 1/ 5


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