【女子大生の挑戦 in ネパール農村】豪雨被害からの農業復興

支援総額

584,000

目標金額 320,000円

支援者
88人
募集終了日
2025年1月31日

    https://readyfor.jp/projects/rueng2525?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note
2025年01月22日 21:00

農業訓練について

皆さんナマステ!(नमस्ते

新潟県立大学3年佐藤まゆり、服部千寛です。

(ツアーに行っていないサークルメンバーも一緒に書いてみました(*- -)

 

突然ですが、BBBという言葉を聞いたことがあるでしょうか?

そして、何の略称でしょう?

 

答えは「Build Back Better:ビルド・バック・ベター」 です。

日本語では「よりよい復興」と訳されます。

 

説明がちょっと長くなりますが、この復興の概念は20153月、仙台で開催された第3回国連防災会議で採択された国連文書である「災害リスク削減のための仙台枠組み20152030」で提唱されたものです。

 

そして、その防災会議直後に発生したのが425日、ネパールでの大地震でした。

大地震後の復旧・復興に関しBBB(よりよい復興)に基づく取り組みをネパール主導で実現することが重視され、BBB提唱後に発生した世界初の大災害として、ネパール地震は大きな意味を持つことになります。

 

実際に、2015年のネパール地震をきっかけに耐震性の高い住宅の建設が進められ、コンクリート造りの家が増加、BBBは防災の世界で合言葉として浸透していきました。

 

Build Back Better BBB)とネパール、そして災害からの復興にちなんで、私たちが現在行っているクラウドファンディングでもネパールの農家さんたちが災害から復興するだけでなく、その後長期的に継続できる農業を確立できるよう支援を行いたいと考えています。

 

具体的には、農業訓練を現地で実施し、農業技術の改善を目指します。

この農業訓練には、自然殺虫剤の使用に関し支援を行う方の講演会が含まれ、農薬や自然殺虫剤に対する正しい知識を広めていただく予定です。image.png

 

ツアーでレレの畑を訪問した際、レレではビニールハウスの農家さん=農薬を使っているという偏見があり、このような農家さんへ向けられる視線は厳しいのだと伺いました。

 

そして、農薬に対しての偏見が生まれてしまった事例の1つとして、2013年のパンチカール市にて住民の健康被害が報告されたことが挙げられるそうです。

 

首都のカトマンズから45km北東に位置しているパンチカール市ではカトマンズへの野菜生産地として重要性が高まっていました。しかし、農薬の過剰使用による地域住民への健康被害が相次いで報告されたそうです。皮膚病や呼吸障害などが報告(2013年現地政府発表)されており、中でもパンチカール市の農薬使用量は他の地域と比較しても非常に高い数値を記録していたそうです。

 

2015年に実施された抜き打ち残留農薬チェックにおいてパンチカール産野菜から農薬が検出されており「パンチカール産野菜は農薬過剰使用の野菜」というイメージが強くなっているそうです。そのため、農家が原産地偽装を行うケースやカトマンズの市場で基準値を超える農薬が使われているため購入を控えるよう注意喚起をするSNS投稿も見られたそうです。

 

そんな過去もありましたが、今ではパンチカール市でも土壌改善のため自然由来の殺虫剤を使った農業訓練を行っており、美味しい野菜が取れるようになったそうです!image.png

 

対して、農薬を使わない農業についてです。科学的に合成された肥料や農薬、及び遺伝子組み換え技術等を利用しないことは、環境への負荷を可能な限り減らすことにつながります。しかし、このように食品の安全性を守る農業を行うと病害虫や雑草の防除が難しく収穫量が減少するため、生産者である農家さんたちにとってよりハードルが高い農業方法だとも言えます。具体的には、栽培管理の手間や人手、土地や気候の特性、収穫量の減少などの課題が挙げられます。

 

しかし、農業に関わる外部支援に関しては環境に配慮しているというイメージをアピールできることから、農薬を使用しない農業を行う農家さんたちに支援がいきわたりやすいという現状があるそうです。

 

もちろん環境への配慮も重要な観点ですが、今回のクラウドファンディングに関しては、ネパールで地位が低い農家さんたちが安定的にたくさんの作物を栽培、収穫し、それが収入や地位の向上につながってほしいというのがはじまりの想いです。また、ネパールでは農業が国の重要な産業の一つで(GDPの約25%、労働人口の約6割)、多くの人が従事しているため、農業の向上は国の発展に大きく関わります。

 

レレでは農業訓練を実施することで、農薬への偏見をなくそうと働きかけています。

これにより、農家さんの社会的信頼の向上が期待されます。さらに消費者側も、自然由来の殺虫剤を使っていることから、作物が安全であるということを知り安心感を持てるようになります。

 

この支援が農家さんたちの幅広く継続的な活動につながるよう、私たちも頑張っていきたいと思います。引き続き、応援よろしくお願いいたします!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

धन्यवाद(ダンネバ―ド):ありがとう!

 

参照:

復興庁「震災伝承から学ぶ:自然災害、気象変化、有事などにおいて着目されるBuild      Back Better の概念」

https://expo2025-portal.reconstruction.go.jp/bbb/lore/02/

2025/01/16 最終閲覧)

 

JICA 終了時評価表

カブレパランチョク郡パンチカール市における循環型農業を基盤とした土壌 改良および人材育成による持続可能な地域の生計向上体制の構築(ネパール)

nep_20_p_te.pdf 2025/01/21 最終閲覧)

 

グローバルノート

https://www.globalnote.jp/post-12972.html

 

農林水産省(2022

https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/yuuki/attach/pdf/index-129.pdf

 

 

 

 

リターン

1,000+システム利用料


alt

リターンなし

リターンはつきません。

申込数
25
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年4月

3,000+システム利用料


alt

学生メンバーからのお礼メッセージ

学生メンバーより感謝のメッセージをお送りします(PDF形式でメールにて送付)。

申込数
3
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年7月

1,000+システム利用料


alt

リターンなし

リターンはつきません。

申込数
25
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年4月

3,000+システム利用料


alt

学生メンバーからのお礼メッセージ

学生メンバーより感謝のメッセージをお送りします(PDF形式でメールにて送付)。

申込数
3
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年7月
1 ~ 1/ 11


最近見たプロジェクト

もっと見る

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る