消せない記憶

もっちーと未来（みくる）は下半身不随の子猫


這って動く事しか出来ず

おしっこも自力で出せません。



もっちーは保健所、未来は動物指導センターに収容されました。


数年前なら譲渡に向かない猫は殺処分になっていました。



引き取れるか、唯一生きて出るチャンスである認定譲渡団体への電話もなく。


外にいても

収容されても

死…

傷つけられて

心身ともに傷ついて

この子たちが死で償わなければならない罪などないのに。


重荷を背負わされた命の

最後の砦になりたいと

彩の猫は埼玉県内4ヶ所の行政機関の認定譲渡団体になりました。


もっちーと未来は、N理事が毎日おしっこを出して

毎日マッサージをして

恐怖も不安もない、溺愛された平穏な毎日の中で

障害がある者同士、上半身ニャンプロをしたり、いつも一緒に眠って

生きていれば幸せになれるって事。


幼稚園児の頃、保健所の野犬狩りと言うのがありました。

目の前で


首に針金の輪をかけて捕まえ、吊し上げられ、車に投げ込まれるのを見ました。

首を締め付けられ口から血が噴き出す犬を蹴り飛ばしながら。

非人道的な扱い

残虐な殺処分がある事を知った日でした。



あの日から何十年も経ちました。

それでも悲しみは

色褪せる事なく涙を溢れさせます。


私は救いを待つ命の

最後の砦になりたかった。



救っても救っても

救いきれないたくさんの命。

救いながら

救わなくていい時代も目指していかなければ

不幸な命はなくならない。

悲しい生き方をする命を生ませたくないから

救いきれないから


愛護目線の猫の避妊去勢手術専門病院を作ろうと

このクラウドファンディングに挑戦しています。




たくさんの人のお力添えを必要としています。

人と動物が共生できる命に優しい時代への一歩を

一緒に歩んでいただけませんか。