
支援総額
目標金額 2,000,000円
- 支援者
- 170人
- 募集終了日
- 2013年11月5日
「三陸人」取材生レポート1
「三陸人」制作隊、無事、石巻入りしました。
最初におうかがいしたのは、雄勝石で有名な雄勝で硯職人の遠藤弘行さんの工房です。外はあいにくの雨。
防潮堤のすぐそばにあった前の工房は全壊し、600余りあった硯や、ノミなのどの道具はすべて流れてしまったといいます。
「ノミは職人の命。途方に暮れていたところ、引退した硯職人さんからノミを譲り受けて、手作りで工房を作って再開したんです」と遠藤さん。
雄勝硯に使われている石は「黒石」が主流ですが、遠藤さんの父上の代から「ネズミ石」「白石」という固い石でも硯を作るようになりました。固いので、より技術が必要なのだそうです。
繊細な細工がされたもの、アワビが埋め込まれたものと硯の表情はさまざまです。石が硬い方が墨をするのに具合がいいそうで、「全国からお礼の手紙が送られてくるんですよ」と遠藤さんは何通もの手紙を見せてくれました。話を聞いていると、この硯を持っていれば、字が上手に書けるようになるんじゃないか、という錯覚に陥りまして、「どの硯を買おうか」と真剣に悩み始めたのですが、さすがに取材先に持ち歩くわけにもいかず、次回に見送ることに(もちろん、観賞用にしてしまう不安もあったんですけど)。
雄勝石は硯が有名ですが、家の外壁材と屋根材(スレート)にも使われ、東京駅の丸の内駅舎、法務省旧本館などにも使用されています。
「雄勝の町には雄勝石を使った家がたくさんあったんだよ。多くは津波に流されてしまったけど」と遠藤さんが見せてくれた写真の建築物の美しさには思わず「なんですかっ、このかっこよすぎる家は!」と興奮してしまいました。明治時代に雄勝の屋根職人がドイツに渡り、その技術を学んで故郷に持ち帰ったそうです。どこかモダンなのはそのせいでしょう。
雄勝硯同様、後世まで残して欲しい、素晴らしい文化遺産だと思います。
-----------------------------------------
■「三陸人」Facebookページ
https://www.facebook.com/CommunityTravelGuide
■「三陸人」を応援する
https://readyfor.jp/projects/sanrikujin
■「三陸人」のリターン一覧
https://readyfor.jp/projects/sanrikujin/announcements/4891

リターン
3,000円
◆ 出資者限定「三陸人」特製大型マップ
※発売日前にお届けします。
- 申込数
- 41
- 在庫数
- 制限なし
8,000円
◆ COMMUNITY TRAVEL GUIDE vol3 『三陸人』 (1冊)
◆ 出資者限定「三陸人」特製大型マップ
※発売日前にお届けします。
- 申込数
- 30
- 在庫数
- 制限なし
3,000円
◆ 出資者限定「三陸人」特製大型マップ
※発売日前にお届けします。
- 申込数
- 41
- 在庫数
- 制限なし
8,000円
◆ COMMUNITY TRAVEL GUIDE vol3 『三陸人』 (1冊)
◆ 出資者限定「三陸人」特製大型マップ
※発売日前にお届けします。
- 申込数
- 30
- 在庫数
- 制限なし

福岡県宇美町が災害派遣トイレ網に参加、町民の命と尊厳を守る!
- 現在
- 310,000円
- 寄付者
- 10人
- 残り
- 41日

綾部市が災害派遣トイレネットワークに参加、市民の命と尊厳を守る
- 現在
- 1,020,000円
- 寄付者
- 38人
- 残り
- 41日

富山県が災害派遣トイレ網に参加、県民の命と尊厳を守る!
- 現在
- 490,000円
- 寄付者
- 25人
- 残り
- 41日

HBOCで発症する男性のがん「前立腺がん」早期発見を目指す臨床研究
- 現在
- 2,925,000円
- 寄付者
- 62人
- 残り
- 28日

鳥取県江府町発!書籍『奥大山自然共生リアリズム』を皆さんに届けたい
- 現在
- 1,393,000円
- 支援者
- 111人
- 残り
- 10日

物価高でごはん食べられない若者に今すぐ食糧を|緊急支援2025冬
- 現在
- 11,820,000円
- 寄付者
- 313人
- 残り
- 29日

長野県初、御代田町が災害派遣トイレ網に参加、町民の命と尊厳を守る!
- 現在
- 910,000円
- 寄付者
- 31人
- 残り
- 10日











