【残り3日】私たちが目指す社会／一頭でも多くの命に、安心と幸せを

｜私たちが目指す社会と、向き合う現実

私たちが活動した当初から考えていたことは、動物の問題は人に起因していることから、「人と動物が共生する幸せな社会」を築くためにどう活動していったら良いかということでした。

社会の変化と共に、保健所に収容される犬猫だけでなく、多頭飼育崩壊や動物虐待・ネグレクトなど、行き場を失いリスクを伴った犬猫たちの引き取りが最優先となりました。

私たちは、人間の都合によって居場所をなくしたり、傷ついたりした動物たちを目の当たりにするたび、胸が締め付けられる思いです。しかし、同時に「この子たちを見捨てることはできない」という強い決意を新たにします。

｜一頭でも多くの命に、安心と幸せを

出会いがないまま当会で生涯を終える子もいます。そうしたことからも、私たちは家庭的な環境で終生飼育に対応できる環境も必要と考えます。

私は犬猫たちに、しっぽの会は安全で安心できると思ってもらいたい。散歩が楽しみになって、時間がかかっても人に馴れてくると嬉しい。家族に迎えてくれる飼い主さんに出会ってほしい。

全ての犬猫が新しい家族を見つけられるのが理想ですが、病気や高齢、心の傷によって、それが難しい子たちもいます。私たちは、そんな子たちにとっても、ここが「終の棲家」となれるよう、安全で、安心できる、愛情に満ちた環境を整えたいのです。

どの子にも、「生まれてきてよかった」と感じてほしい。それが私たちの心からの願いです。