
支援総額
目標金額 3,000,000円
- 支援者
- 238人
- 募集終了日
- 2023年4月23日
2024年も引き続きウクライナへの支援をお願いします

ご支援いただいている皆様へ、
いつも温かい応援をいただき、誠にありがとうございます。
今年もあっという間に年末、大晦日になってしまいました。
4月23日ににクラウドファンディングを終了してから現在までの進展状況のご報告と感謝の気持ちをお伝えしたく存じます。
ご支援いただいた「ウクライナの写真集」のプロジェクトに関してですが今月、ダミー版の制作を始めました。具体的な出版予定日をお伝えすることが難しく心苦しいのですが来年2024年の夏ごろには完成、皆様のお手元にお届けすることができればと思っています。
5月にはオフィス家具のokamuraとForbes とのコラボレーションでデンマークとフィンランドを「遊びと仕事」をテーマに撮影。8月には「WORKMILL」 という雑誌として出版されました。フィンランドから直接ウクライナに戻れれば良かったのですがどうしても日本に戻らなければならない仕事があり帰国。


6月初旬、朝日新聞「ひと欄」にて「戦禍のウクライナを4万枚に収めたフォトジャーナリスト」ということで取り上げていただいたのが掲載されました。
6月の同じ頃にウクライナに戻りました。6月中はキーウ、7月は南部ミコライウとヘルソン、8月、9月は南部ヘルソン、ザポリージャ、東部ドネツクを走り回り、その間にも沢山の出会いがありました。
ヘルソンでは向かいの家に砲弾が直撃したり、作戦行動中の兵士に同行したら露軍ドローンから爆弾を落とされたりしました。


そのほかにも自分で不発弾を掘り出し農作業の準備をする農家に話を聞きに行ったり、町中で花束を持ってる人がいるのが気になって花屋に話を聞きに行ったり、砲撃部隊や壕の中で寝起きする兵士たちと時間を過ごしました。

その辺の話は別の機会を設けてご報告したいと思います。
9月、キャノン主催のオーディションにウクライナの写真と文章で1次選考を通過とのことで2次選考のプレゼンもありました。航空券の日にちを変更して滞在を延長しようかとも迷っていたのですが、プレゼンの日直前の便だったこともあり帰国しました。結果は、審査員の5人中の数人が広告関係やアイドルのビデオを作っていた人達だったこともあり写真にも世界にも関心のなさそうな雰囲気でした。プレゼン中に審査員の顔を見ると「よくわかんないし、興味ない」という表情。それを見て言葉がでなくなりました。結果は散々だったのですが、2次審査のプレゼンに来ていた20人の写真家や映像作家のうち3人が「写真良かったです」と言いにきてくれたことが、他の人のプレゼン後にはなかったリアクション、ウクライナについて関心がないわけではなさそうだと思いました。ウクライナに行くたびにカメラのダイヤルやノブが壊れてボロボロになったりレンズを壊してくるので、グランプリの副賞の「機材サポート」は魅力的だったのですが2次審査は落選でした。
9月13日発売『月刊なぜ生きる10月号』
『フォトジャーナリスト・佐々木 康 ミサイルが飛ぶ空の下で ウクライナの「心」にレンズを向ける』ではウクライナ滞在中の7・8月に、友人らと過ごしていたソ連時代に作られた核シェルターの中の地下工房からオンラインでしていただいたインタビューとウクライナの写真10ページで構成されているものが掲載されました。


9月、10月、11月は石油精製プラントなどの工事現場で休みなく働いていました。

9月18日にはパルシステムの情報誌「のんびる9・10月号」にてウクライナ滞在中に書いて送った原稿、ウクライナ東部の戦闘地域を取材しながらその難しさについて書いた【私と平和とこの一枚】 「ウクライナの真実を伝える難しさ」2ページが掲載されました。

12月1日からは、 オランダ人デザイナーの サンドラ・ファン・デル・ドゥーレン、トゥーン・ファン・デル・ハイデン、キュレーターの後藤由美によるマスタークラス、写真集制作のワークショップに参加。ウクライナ写真集ダミー版の制作が始まりました。写真集制作や自身のウクライナ、仕事についてはこのような感じでした。
ここからはウクライナ支援の話になります。
先日、取材させていただいた、医療ベンチャーの方と取材の際にウクライナの友人達の話「友人のエンジニアが3Dプリンターを使ってボランティアをしている、ただここ2年は仕事ができていない」など世間話をしていたところ、「何か一緒にできれば」と、言ったその言葉は本気で、年明けにそのベンチャーのチームとウクライナの友人達とがオンラインでの打ち合わせがあり、ひょっとしたらウクライナで日本からの雇用が生まれ製品の生産が始まりるかもしれません。
普段、文章を書いたり編集作業をしているコーワーキング(シェアーオフィス)でも「ウクライナの企業とコラボレートしたいと外務省に相談したら今は無理だと言われた」という話がちょっとした世間話の中でありました。(多分、責任問題になるのを恐れる)外務省が単体で企画、動くことが少なく、ウクライナ支援に関しては政府主導、官邸がゼ大統領やウ政府との話し合いの中で決めた援助を実行するためだけに動くのみだと思うので、ウクライナ大使館の知人に直で相談した方が良いかもしれないという話もしました。
他にも、車検の切れた車をウクライナに寄付、送ることになっていて、一時的に移動と保管が必要になってしまった際には時々現場作業を一緒にしていたFさんに相談したところ車のレッカー移動と保管を「ウクライナを支援できれば」とのことで無償で引き受けてくださいました。

メデイアがウクライナへの世間の関心がなくなったと考えて全く興味を示さなくなったのですが、ウクライナについての取材や伝え方に問題があるのではないかと考え始めています。
ジャーナリストがフィクサー(取材のリサーチ、アレンジ、通訳などを担う)を連れて被害を受けた地域を数十分から数時間めぐりインタビュー行い、「それがウクライナの戦争なのだ」と言うのが、いわゆるウクライナの戦争報道ですが、外国にいる人にわかりにくいのが、「ひどい状況なのは理解できる。その被害調書のようなものもわかる。それが前に何度も見聞きしたものと何が違うのかがわからない」と。
すると別の手で、日本のメディアであれば「日本人ジャーナリストが危険地帯に行ってみた」とか「ウクライナでもアニメが」とかウクライナがあくまで舞台背景で本質とは一才関係ない話に。もしくは戦争を知らない人に戦況の話をしても一部の防衛関係者やマニアにしか理解できないだろうなと、そんな伝え方に問題があるのではないかなと思っています。
自分の専門の写真では、何も起きていない時と何かが起きる瞬間の間のが大事なのではないかなとよく考える
のですが、文章もひょっとしたら同じで、「間」を書かずに事件現場しか伝えないことで読まれない記事をメディアは「世間の関心がない」と判断しているのではないかと思っています。
ストーリーの伝え方によっては潜在的なウクライナ支援者を掘り起こして現地に繋げること、草の根的なことが可能なのではないかとも思い始めています。正規の手続きが要求される部分では、ウクライナ大使館は支援が必要なので物事を実現させるためにかなり柔軟で思いもよらないような方法でも対応してくれている印象を自身の経験から受けました。
毎日のように東部、南部の前線や近くにいる兵士の友人達や後方の市民の友人達とメッセージの交換をしていますが去年の今頃に比べても状況は厳しく皆、疲れています。日本に眠っている潜在的な支援の気持ちが現地とつながって何かが実現すればよいなと思いながら過ごしている2023年の年末です。
新しい年が素晴らしいものとなりますよう、皆様のご支援を引き続きお願い申し上げます。来る年も共に歩み、共に喜びを分かち合えることを楽しみにしています。心からの感謝と共に、良いお年をお迎えください。
2023年12月31日 佐々木康

リターン
10,000円+システム利用料

【限定グッズコース】写真集+ポストカード
・サンクスメール
・ウクライナで撮影した写真のポストカード(※写真はイメージです)
・写真集「ヘルソンXEPCOH ~ウクライナに生きる(仮タイトル)」
完成した写真集をご自宅にお届けします!日本国内は送料込み
- 申込数
- 150
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年2月
5,000円+システム利用料

【限定グッズコース】ポストカード
・サンクスメール
・ウクライナで撮影した写真のポストカード(※写真はイメージです)
- 申込数
- 15
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年12月
10,000円+システム利用料

【限定グッズコース】写真集+ポストカード
・サンクスメール
・ウクライナで撮影した写真のポストカード(※写真はイメージです)
・写真集「ヘルソンXEPCOH ~ウクライナに生きる(仮タイトル)」
完成した写真集をご自宅にお届けします!日本国内は送料込み
- 申込数
- 150
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年2月
5,000円+システム利用料

【限定グッズコース】ポストカード
・サンクスメール
・ウクライナで撮影した写真のポストカード(※写真はイメージです)
- 申込数
- 15
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年12月

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