パロウくんお空へ

【スタッフからご報告】

パロウ君老衰の為、お空に帰りました。

葬儀も滞りなく済ませる事が出来ました。

預かりスタッフもご夫婦でお越しくださり、責任者のスタッフや理事スタッフも集まってくれました。

 

パロウ君は、元々飼い主さんが引っ越し、長い間お外で独りぼっちの中、ご近所の方がお世話してくださった15歳の子で、昨年保護した子でした。　

シニアでレスキューとなった子だった為、当初は人間不信から噛んでしまう事もありました。

 

でもすぐに表情も変化しニコニコに。

毎日が優しいスタッフ達に見守られ、毎日暮らす預かりスタッフのお宅でも愛一杯でお世話をしていただき、沢山お出かけにも行き、笑顔一杯のニコニコ生活となりました。

最後はクゥーンと一声なき、眠るようにゆっくり呼吸が止まりました。

最後にお話をしてくれたのだと思っています。

 

このお写真は亡くなる数日前に行った大好きなホームセンター。

最期までニコニコ笑顔の犬生でした。

 

スタッフが葬儀に沢山のアルバムを持って来てくれていました。

保護されるまでの長い長い期間。

お外で繋がれたままの番犬生活で暮らし、暑さ、寒さ、寂しさの中、暗闇の時代が多かったパロウ君。

 

望むような形だったかは、分かりませんが、私達の元に来てからは幸せだったと信じています。

 

次に生まれ変わった時は、産まれた時から絶対に幸せになって欲しいと思います。

 

まだ日本の動物福祉は不完全な状況。

パロウ君が、生まれ変わったときも、もしかしたらまだ社会は変わっていないかもしれない。

 

もし生まれ変わった時に、またパロウ君の心を傷付ける人がいたなら、私達は、今と変わらず、パロウ君を守る為にバリケードを組んででも盾になります。

 

パロウ君は沢山のお空へ帰った預かりっ子達が眠るお寺に、みんなと一緒にいます。

 

パロウ君、これからも変わらず、仲間です。

お空の子達に宜しく伝えてね。

 

また会いましょう

 

沢山の笑顔をありがとうね。

 

皆様、長い間後方支援と言う形で、パロウ君の生活を包んでくださって、本当にありがとうございました。

 

 

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