アイシスちゃんの余命

【スタッフからのご報告】

協力ボランティアさんからのご依頼で、ご夫婦のご離婚により、飼育が出来なくなったワンコがいると相談を受けました。

 

緊急保護をしたのは3歳の女の子のアイシスちゃん。

 

ご主人様は既に数ヶ月前、家を出ており、奥様はお子さんを育てる為にフルタイムで働いていました。

 

ここ最近、お子さんは御祖父様のお家に預かってもらう事が増え、アイシスちゃんは来る日も来る日も独りぼっち。

 

それからお世話も出来なくなり、お留守番中のトイレ問題も大変で、手放したいと言う相談でした。

 

現状を見ても、アイシスちゃんにとって良い環境の要素が一つもなく、レスキューする事となりました。　

保護後、色々検査をしていただきましたが、エコーにて卵巣腫4センチ程度が確認されました。

 

2度血液検査を行っていますが、炎症の数値なども全く悪くなかった為、すぐに手術の予約をし、本日手術の為に開腹した所、卵巣腫瘍が見つかっただけでなく更に腎臓、脇、腸、腹膜、動脈など全身へ転移していました。子宮も膀胱に癒着するなど状態が悪く、手を付けられない状態でした。

 

背中の筋肉にもボコボコとした物がありましたので動脈から全身に転移したのではないかと言う事でした。

 

胸水と黄色から緑色の腹水もありました。

 

手の施しようが無い状態でしたので、病院の先生もアイシスちやんの手術を中断し、お腹を閉じて、先程麻酔から覚めた事をお聞きしました。

 

アイシスちゃんに残された余命を伺った所、体内の腫瘍の状態だけで考えると、1～2ヶ月ですが、血液検査内容や何も症状が出ていない為、もう少し時間があるかもしれないとの事でした。

折角幸せを探すスタートを切った所なのに辛い現実ですが、これからのアイシスちゃんが一日も笑顔でいられるようスタッフ一同ベストを尽くしたいと思います。

シェルターから預かり宅に移動しており、預かりスタッフがこのままアイシスちゃんと最期の日まで側にいてくれる事になりました。

 

人が大好きなアイシスちゃん。

一日でも長く楽しい思い出が作れますように。

皆様いつも応援ありがとうございます🙇‍♀️

このアイシスちゃんのように当会には治療や、手術等の医療をかけている保護っ子達が多数おりますので現在、医療費のクラウドファンディング挑戦中です。

 

皆様どうか温かいご支援を宜しくお願いいたします🙇‍♀️