【タバラーメン誕生秘話①】

こんにちは！タバラーメンプロジェクトの川嶋です。

 

 

 

「どうして鹿骨ラーメンなのですか？」

「鹿の骨のだしをとるのはとても大変だったのではないですか？？」

 

試食会でも多く聞かれたこれらの質問。

みなさまの疑問に、タバラーメン誕生秘話と題しまして、タバジビエの代表である保坂さんとタバラーメンの開発者である坂本さんに伺った話をもとにお答えしたいと思います！

 

まず、タバラーメンを語るときに外せないポイントを２つ！

それは骨と名産品、です。

 

 

捕獲される鹿をできる限り有効に活用するために、開発した鹿骨ラーメンであること。

丹波山村の名産品として、丹波山村を知ってもらうきっかけとなるべく生まれたラーメンであること。

 

活用にこだわる理由はプロジェクト概要欄でご紹介した通り、丹波山村の伝統への想いがあります。

 

「山の神様からいただいた尊い命を、余すところなくいただく。」

この丹波山村の狩猟の教えを忠実に守り、山の神様からの贈り物をできる限り余すところなく、せっかくいただいた貴重な鹿、骨の髄までしっかり使いきりたい。

 

そんな想いから始まったプロジェクトですが、いきなりラーメンへとたどり着いたわけではありませんでした。

鹿骨を味わってもらうために悩んだすえ、誕生したのはなんとベトナムヌードルのフォー。

しかも、抜群においしい！

さっそくそのフォーを村内で販売してみると…

 

まったく売れない、という結果。

おいしいはずのフォーが売れない理由、なんだと思いますか？？

 

ヒントは「ほうとう」

ご存知でしょうか、「ほうとう」は山梨県の郷土料理として有名ですね！

その「ほうとう」がフォーの隣でばんばん売れていく。

 

フォーとほうとう、の違い。それは地元の名産であるかどうか、です。

時間をかけてせっかくきた土地なら、その土地の名産を食べたい。

フォーの出汁として使われている鹿は確かに丹波山村の名産ですが、ベトナム料理のフォーとして提供してことで鹿を打ち消してしまった、、

 

丹波山村の名産といわれるようなモノで鹿骨出汁のおいしさを堪能して欲しい。

 

ひらめきがあったのは、試作品の鹿しゃぶしゃぶを食べているとき。

鹿のスライス肉をしゃぶしゃぶして食べるための鹿出汁スープを開発し、試食の締めでラーメンを入れたところ…

これがうまい！

子供から大人まで幅広い層が食べられて、鹿の出汁もちゃんと味わってもらえる、日本が誇る国民食ラーメン！

このラーメンに鹿骨を使えば、多くの人に鹿骨のうまさを知ってもらうことができる！

 

ここからラーメン作りが始まったのです。

時を同じくして、村内で発酵食品の製造販売を行っているアルケミストの坂本さんも丹波山村の名産品である鹿の骨を使ったラーメンを作りたいと思っていました。

 

坂本さんは2018年に地域おこし協力隊として丹波山村に入村。

「食で丹波山村を元気に発信していきたい！」という想いから丹波山村伝統の味噌の製造や、丹波山地野菜を使ったピクルスの製造を行う他、丹波山村の食材を楽しめる飲食店を東京に出店しています。

 

こうして、保坂さんと坂本さんは、丹波山村を代表する日本一の鹿ラーメンを作りたいと一致団結し、早速、鹿骨をスープの製造に入ったのです。 

 

…今日はここまで！明日はいよいよ開発の裏話に迫っていきます！！お楽しみに！！

 

タバラーメンプロジェクト