お稲荷様のとなりには竜神さまが　２月２４日まで竜神さまの巨大障壁画が特別公開

ただいま修繕工事がすすめられている稲荷社のとなりには、龍王社という小さな祠があり、竜神さまがお祀りされています

この龍神さまは、飛鳥時代に役行者さまが祈って熊野から呼び寄せたといい、その出現した場所にお祀りされています。

中之坊はこの龍王社が起源とされています。

このたび、この役行者による竜神勧請の伝承をもとに、日本画家・村上裕二画伯が巨大な竜神を描いた大障壁画が完成し、龍游殿にてお披露目されています🐉

村上裕二画伯は日本美術院同人として現代日本画壇の第一線で活躍する日本画家であり、伝統的な絵画はもちろんのこと、ゴジラ・ウルトラマン・仮面ライダーなどのヒーローを日本画で表現し、圧倒的な人気を誇る作家です。

今回の障壁画は、龍神を描いた「龍游図」だけで襖１２面分、横約１１メートルの巨大なもので、さらに東には三輪山の障壁画１面、西には二上山の襖絵４面を配置し、計１７面のパノラマがとなっています

竜神の尾の部分には、役行者が描かれています

そして竜神の脇には弘法大師空海が描かれ、密教の先駆者である飛鳥時代の役行者から、密教の大成者である弘法大師に、教えが受け継がれている歴史性が表されています

公開は令和７年２月２４日（月）まで

ぜひこの機会に足をお運びください