劇場工事は内装へ

修復を始めた頃の劇場は、周りも劇場も鬱蒼と木々や草に覆われ、まさに廃墟！

建物全体に蔦をまとい、屋根は穴が開き、雨漏りし放題。周りの住人からは、役場に撤去して欲しいと苦情が入るくらいの物件であった。そんな劇場も四年も手を入れていると、なんとかたくましい立ち姿になってきた。

当初作業している姿は、正気の沙汰ではないと思われていたにちがいない。微妙に距離を取られていたような。徐々に修復されてくる劇場を、田並の住民はどんな風に眺めていただろう？　さすがに四年も作業していると、根気だけは認めてもらっているような気もする。

さて、ようやく作業は内装などのディテールに入ってきて、劇場工事のために習得した第二種電気工事士の資格を生かしての電気工事や、トイレの内装などの工事をしている。劇場を稼働させる最低限の条件として、屋根、電気、トイレは必須だと考えていたので、ようやく先が見えてきたというところでの、今回のプロジェクトでもある。

是非とも実現させたいので、みなさまご支援の方よろしくお願いします。