小豆島の講堂

　2009年に招かれ4ヶ月間滞在した小豆島のアートプログラムのシンポジウムに参加するため、5年ぶりに小豆島へ足を運んだ。小豆島の中でもきわめてマイナーな三都半島の蒲野という集落を中心に展開されるアーティスト・イン・レジデンス（滞在制作型のアートプログラム）で、過疎の集落を芸術の力で盛り上げよういう試みが5年間続いている。プログラムは年に二回、計10回のプログラムでアーティストが2〜3人滞在して来たので、25人くらいの芸術家が滞在して作品を制作して来たことになる。自分が滞在したのは第一回目。
　過疎の集落から何かを発信し続けるという、いわば社会実験的な試みを10回目を機に振り返る的なシンポジウムだったわけだが、今後の田並劇場再生プロジェクトのあり方みたいなことも考える良い機会でした。
なんだかモチベーションが上がってきたぞ！

　写真の講堂は、五年前に僕が展示した場所で、ここを見つけた時は窓ガラスは割れ、中は倉庫と化しているような状態でした。その後、この場所がアート作品会場として利用され続けていることが、なによりも嬉しいことでした。建物も使われることで生き生きとしていような気がするな。