プロジェクト紹介⑦「じびえ事」

こんにちは！

じびえ事ディレクターの京都精華大学プロダクトデザイン学部3年生の窪 丈二です。

 

私たちは、竹田で採れるイノシシ肉やシカ肉をこれからの竹田を支える産業にしたいと考え、じびえ事を立ち上げました。

 

 

地域には、有害駆除や個体数調整、また秋から冬の狩猟期間で狩猟を行う猟師さんがいます。しかし竹田で獲れたジビエは食肉処理施設がないため販売することができず、それぞれの猟師さんが自家消費するか埋設してしまう現状があります。私たちは狩猟をして獲れた命を販売できずに自分たちで消費するか捨ててしまうのはもったいないと感じ、どうにかして利用できないか模索しています。

 

この夏では、ラーメンの試食会と竹田の猟師さんとこれからの狩猟について話し合ったり、ジビエの活用を模索する猟師会議をしてきました。

 

私たちは製麺やスープづくりなど、１からラーメンを制作しています。また猪肉には独特な獣臭さがあり、少し食べにくさを感じます。そしてラーメンにはジビエ以外にも竹田で採れる山菜も使用したいと考えています。これらを試食会で地域の方々から意見をいただき、竹田のラーメンを作っていく予定です。

 

 

狩猟会議では竹田の猟師さんたちに集まっていただき、我々が作ったジビエ料理を囲みながら、料理に対してのお話や、ジビエのこと、竹田の狩猟の現状などをベテランや若手の猟師と共に議論します。地域の狩猟の現状や猟師さんの声を聞くことでこれからの竹田のジビエを商品化するにはどうすればいいか、解決策を模索していきます。

 

 

この二つの成果物を地域に向けて展示し、ジビエのことや猟師のことを多くの方が知る機会になればと考えています。それらの理解が深まることで、ジビエの商品化が進み、竹田に新たな産業として竹田のこれからの経済資源になっていければと考えています。