アレッポのサラーハ君の近況と支援のお願い

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みなさま、TeamBekoでは、サラーハ君のクラウドファンディング終了後も、約２か月に一回５万円のを目標に、ほそぼそとではありますが、募金や、SAKABEKO Art Centerのグッズ収益などから送金を行ってきました。

 

サラーハ君の状態ですが、がんは寛解したものの、後遺症があり、骨の成長がうまくいかずに定期的にアレッポからダマスカスの病院に通わなくてはいけません。

 

一方、彼らの生活ですが、2016年にお父さんが行方不明になり、お母さんが子どもたちの面倒を見なくてはいけません。サラーハ君のお兄さんが、ちょっとした工場で働いていますが、パンを買うのがやっとといった感じです。

 

11月30日、お母さんからメッセージが入ってきました。

「お元気ですか？

私たちは大丈夫ではありません。

イスラム戦線がアレッポを制圧しました。

私たちの運命がどうなるのかわかりません」

その後家族は、戦闘から逃れるために、東へと避難します。

しかし、彼らが避難したところは、西側のクルド勢力との間で前線になってしまい、避難先の親せきの家も激しい攻撃にさらされました。

アレッポに戻ってくると、当初恐れた「イスラム国」の占領とは違うようで、多くの市民は喜びにあふれていたようです。シャーム解放機構のジャウラニ指導者は、12月8日にアサド政権が崩壊すると「すべてのシリア人の勝利」として融和政策を示唆し、「イスラム統治を恐れる人々は、誤った行いを見てきたか、正しく理解していないかだ」とCNNのインタビューにこたえるなど、温和な印象を与えています。

　自由シリア軍が来て、食料を配っているという話もあり、お母さんに聞いてみると、「ドルとトルコリラしかなくて、パンやに行ったが、長い行列ができて結局買えなかった。私たちはドルとかトルコリラを持っていないのでこれからどうなるか心配だ」といっていましたが、数日後に反体制派らしき人がやってきてパンをおいって言ったそうです。

 

しかし、この家族の不幸はこれからでした。

実は、彼らが住んでいる飛行場の近くは貧困地区で西側のハイソのエリアとは違っていて、早い段階からイスラム過激派が支配していました。2017年に政権側がアレッポを制圧すると、出ていった人達も多く、家族はタダで大家さんから家を借りていました。しかし、ここの所、自由シリア軍とか、反体制派の人たちが戻ってくるようになり、大家さんもただでは貸せないという話になり、結局、いやがらせを受けて家を追い出されることになりました。

とりあえず、地震後にできた復興支援住宅を有償で借りることになり、私たちも継続した支援を行うことが必要になりそうです。

 

サラーハ君を応援するために、急遽ポストカードを作成しました。

干支にちなんで、蛇と猫が仲良くしている絵をお願いしたところ、猫が「ハハハ」と高笑い、蛇も「くくく」と含み笑している絵を描いてくれました。

また、ガザ支援用に販売中のコーヒーセットお買い上げの方にも一枚カードをお付けします。

2025年、平和な世界が来ますようにという思いを込めて、「みんな仲良く」ポストカードです。年賀状としてもお使いください。

 

こちらからお買い求め出来ます。10枚セットで1650円（税込み送料別）

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サラーハ君